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2016.03.29
もうすぐ見ごろ!都内の穴場・お花見スポット「池上本門寺」
桜が咲き始める、これからの季節。ピンク色の可憐な花をつける桜を眺めに、「池上本門寺」へおでかけしてみませんか? 華やいだ風景を楽しんだ後は、古民家カフェでひと休み。週末に都内でゆったり楽しめる、春さんぽをご紹介します。
荘厳な景色を桜が彩る、お花見スポット「池上本門寺」
東急池上線池上駅から徒歩10分のところにある「池上本門寺」は、日蓮聖人の入滅の地に建てられたお寺。 春になると、荘厳な雰囲気がただよう大堂や五重塔に彩りをそえるように、見事に咲き誇る桜が見られます。
総門をくぐると此経難持坂の石段
歴史を感じさせる重厚な総門をくぐり、参道の脇に咲く桜に迎えられながら九十六段の石段「此経難持坂(しきょうなんじざか)」を上ります。 石段を上りきると、仁王門越しに大堂(祖師堂)が見えてきます。
桜が咲く此経難持坂の美しい景観
仁王門。左右には迫力ある阿形と吽形の仁王像が
関東最古の五重塔と桜の見事なコラボレーション
清々しいほどに広い境内。ソメイヨシノをはじめ、関東では希少なササベザクラなどの桜が、あちらこちらに見られます。特におすすめの花見ポイントは、五重塔へ向かう参道。美しい桜並木の向うには、重要文化財に指定されている由緒ある五重塔が。趣深い情景をしばらく時を忘れて眺めてみては。 桜の見ごろは、例年3月下旬~4月上旬です。
昭和レトロな雰囲気が心地良い、古民家カフェ「蓮月」でひと休み
鮮やかな紺地に蓮と月をモチーフにしたロゴが描かれた暖簾が目を引く
本門寺から5分ほど歩いたところにある古民家カフェ「蓮月(れんげつ)」は、タイムスリップしたような昭和レトロな雰囲気。どこか懐かしく温かな気持ちに包まれます。 地元のファンに愛され続けた老舗そば屋「蓮月庵」が閉店する際、その築88年の建物をそのまま残したいと地元の人々が力を合わせ、2015年10月カフェとしてオープンしたそう。 ひとりでも気兼ねなくお茶ができるカウンター席、ゆったりとくつろげるソファー席、ゆるりとした居心地よさを感じさせてくれます。
2階のレンタルルームでは講座も開催される。“学校でありたい”というコンセプトを象徴する大きな時計
ほのかに香りたつ「ほうじ茶プリン」をいただきます
メニューのほとんどが、地域の主婦たちによって手がけられた手づくりの味。 人気の「ほうじ茶プリン」(400円)をいただくことにしました。ほうじ茶の風味となめらかな舌ざわり、優しい味わいにほっこり。
お腹を満たしたい方には、「厚切り照り豚丼」(1190円)もおすすめ。塩漬けした豚を照り焼きにしてご飯の上に。仕込みから調理まで丁寧に仕上げられるごはんに心も満たされます。
昔ながらの懐かしい味わい「仁手古りんごサイダー」
ノスタルジックな気分に浸れるサイダー。こちらのお店では、大田区の友好都市「秋田県美郷町」から直送される「仁手古(ニテコ)サイダー」がいただけます。 甘酸っぱいりんごの風味が楽しめる「りんごサイダー」は、飲みごたえも爽やか。あたたかくなるこれからの時期にぴったりですね。
「川瀬巴水」が描いた大田区の風景画。月や雪が情緒豊かに描かれている
桜が咲く美しい景色を眺めながら散歩を楽しんだ後は、古民家カフェでのんびりまどろむ。おだやかな春の一日を過ごしてみませんか。
古民家カフェ 蓮月
コミンカカフェ レンゲツ
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樋口美穂
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