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2021.06.13
エメラルドグリーンの湖にぽつんと浮かぶ秘境駅でスローな旅時間♪「rest & coffee 湖上駅カフェ」
のどかな田園風景とアプト式列車を楽しめる、静岡のローカル鉄道・大井川鐵道。「rest & coffee 湖上駅カフェ」は大井川鐵道の中でも、絶景スポットとして人気を集める秘境駅「奥大井湖上駅」に隣接する絶景カフェです。おすすめは、この駅をイメージしたという青いカレー。小鳥のさえずりを聞きながら青いカレーを楽しんだり、ハンモックに揺られて頭を空っぽにしたり。大自然に囲まれた隠れ家カフェで、のんびりと旅時間を過ごしてみませか。
まるで湖の上に浮かんでいるような秘境駅
三方をぐるりと湖に囲まれた「奥大井湖上駅」
南アルプスの麓にあり、お茶の産地として知られる静岡県榛原郡川根本町。「奥大井湖上駅」は、そんな川根本町を走る「南アルプスあぷとライン」(大井川鐵道)の名物駅です。 こちらは、鉄道ファンはもちろんのこと、青い湖と赤い橋のコントラストが美しいことから、フォトスポットとしても大人気。思わずため息が出る美しい景色を求めて、連日多くの人が訪れます。
列車に乗ったときから旅気分を満喫♪
途中で車掌さんが見どころをアナウンスしてくれるのも、この列車の魅力。大井川の清流や赤い鉄橋など美しい眺めを楽しんでいると「奥大井湖上駅」に到着します。
思わずこもりたくなる、森の中のカフェ
緑に囲まれた隠れ家的な雰囲気
駅のホームから少し階段をのぼると、周囲の自然にとけ込むようにログハウスが見えてきます。 オーナーは、夢の吊橋がある寸又峡温泉でカフェ「晴耕雨読」を営む、馬場さんご夫婦。「時を忘れて非日常を味わえる、この空間を広めたい」という思いで、2020年に「rest & coffee 湖上駅カフェ」をオープンさせました。
ハンモック席を含んだ1Fは無料のスペース
風にゆれる木々の音が心地よく響く2Fのテラス席
2階のテラス席は、ワンオーダー制。注文した人だけが利用できる絶景の特等席です。テラスに出てみると、眼下にはさっき降りた駅のホームや、キラキラと湖面が輝く青い湖や森の緑が目に飛び込んできます。
柱に描かれているのは、森の妖精さん
店内には、可愛らしいイラストがあちこちに。こちらは、イラストが得意なスタッフが描いたものだとか。手描きの温もりにほっこり癒やされます。
しっかり美味しい、湖のブルーを再現したカレー
「蒼い湖上カレー」(900円)、「オリジナルジンジャエール」(500円)
一番人気のメニューは、「奥大井湖上駅」をイメージして作った「蒼い湖上カレー」。見た目はインパクト大ですが、一口食べると、ココナッツミルクのまろやかなコクとほんのりスパイスが効いた美味しいカレーです。青い湖を眺めながら食べると、より旅情が高まりますよ。 カレーに合わせるなら、ドリンクは自家製ジンジャエールがおすすめ。こちらは数種類のスパイルを生姜と一緒に煮出して炭酸で割った、キリッとさわやかな1杯。美味しいだけでなく、スパイスの効果で疲れた体を元気にしてくれそう。
「晴耕雨読オリジナルブレンド珈琲」(500円)、「ジェラート」(450円)
湖の上の線路をてくてくお散歩♪
日本でも珍しいレインボーブリッジ遊歩道
そして、「奥大井湖上駅」の大きな特徴が、線路脇の通路が遊歩道になっていること。遊歩道を進めば、湖の上を渡りながらお隣りの「接岨峡温泉駅」まで歩いて行くことができます。 タイミングが合えば、すぐ真横をアプト式列車が通過することも!鉄道ファンのみならずとも、忘れられない楽しい思い出が作れるはず。 ここにしかないスペシャルな景色とカレーを味わいに、静岡の秘境駅を訪れてみてはいかがでしょうか。
rest & coffee 湖上駅カフェ
レスト アンド コーヒー コジョウエキカフェ
0547-59-2333
お問い合わせ先は、SHOP&CAFE 晴耕雨読
http://seikou-udoku2012.com/kojo
※お休みについての詳細は、湖上カフェのリンクから営業日カレンダーをご確認ください。
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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