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2021.06.30
道南のリゾート地・大沼にある「Country kitchen WALD」で心ほぐれるひとときを過ごす
函館市の北側に隣接する大沼は、名峰・駒ヶ岳を望む大小の沼をたたえた道南最大級のリゾートエリア。函館市からJRや車で気軽に行くことができるアクセスのよさが魅力のひとつです。 黒毛和牛など、豊かな自然が育むグルメも多い大沼で、四季折々の風景と旬の味を楽しめるのが「Country kitchen WALD(カントリーキッチンバルト)」です。
自家栽培のハーブや近郊でとれた旬の素材を欧風料理に

オープンは1986年。JR大沼公園駅から徒歩で6分ほどの位置にある
WALD(バルト)はドイツ語で「森」という意味。少し変わった屋根のかたちが印象的で、大沼の風景に自然と溶け込むように建っています。 天気のいい日に利用すれば気持ちがいいだろうなと想像させてくれるウッドテラスを通って入店すると、飴色の木肌に馴染むアンティークの調度品、インテリア、薪ストーブが配された不思議と落ち着くあたたかな雰囲気が迎えてくれます。

外から見える独特な屋根のかたちは店内でもそのまま
おいしいものをちょっとずつ満喫できる「季節のプレート」

「季節のプレート」1700円。ひとつひとつ丁寧に調理された食材がワンプレートに
お店の一番人気は「季節のプレート」。一品一品が大沼近郊の旬の野菜や食材から手間ひまかけて作られたもので、この日は駒ヶ岳産ポークのパン粉焼き・野菜のサワーソース、スペイン風オムレツなどの6種類。ここに五穀米またはパンがつき、飲み物をエスプレッソ、コーヒー、紅茶から選べます。 いろいろな味を少量ずつ楽しみたい人にぴったりの「季節のプレート」。昼夜どちらでも注文できるので、前菜として複数人でシェアし、その後にしっかりメインをいただくのもおすすめです。
近郊の旬の野菜がたっぷり。鮮やかな主役級サラダ

テーブル上に大輪の花が咲いたかのような華やかさ。「シェフおまかせサラダ」1200円
Country kitchen WALDの料理のイメージは“地中海沿岸の家庭料理”で、シェフが旅先で出会った各国の家庭の味を再現したり、時にはアレンジしながら提供しているそう。身体に馴染むほっとする味が、一般家庭のキッチンから生まれた自然体な料理がルーツだとわかり、納得です。 「シェフおまかせサラダ」はその日そのときの食材で作られます。どんなサラダが出てくるのか、素材、ソース、盛り付けなど、一期一会の出会いをお楽しみに。写真のサラダには、カットトマトの温かいソースがかかり、できたての自家製ベーコンがトッピングされています。
“シンプルイズベスト”な手作りケーキ

どっしりと濃密なガトー・オ・ショコラ400円。ケーキセットは750円
旬のフルーツを使ったホームメイドケーキも人気です。この日のケーキは「自家製甘夏ピールがたくさん入ったガトー・オ・ショコラ」。コーヒーまたは紅茶といただけるケーキセットもあります。 大沼近郊の素材を大切にする様子は、“地元の農家さんたちに支えられているんです”というオーナーの言葉からも伺えます。一見シンプルな料理の中に、素材の特徴、こだわり、農家さんへの敬意が詰まっています。
「大沼の思い出」として心に残したいお店
入店してすぐに目に留まる薪ストーブ。秋から春にかけて活躍する
Country kitchen WALDは、大沼全体に流れるのどかでゆったりとした時間、清々しく穏やかな気持ちになれる空気を体感できるレストランです。 少しだけ時間に余裕を持って訪れて、気さくなオーナーとお話しながらメニューを決めて、ゆっくり料理を味わうのはいかがですか?大沼の自然を愛するオーナーとシェフが創り出すスローな空間は、あたたかな気持ちを大沼旅行の思い出に残してくれますよ。
Country kitchen WALD
カントリーキッチンバルト

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樋口恵 写真:田名辺諭史
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