50
2021.06.24
【毎日おやつ】福を呼びこむ元祖大阪のゆるキャラ“なにわちょろけん”の「ちょろけんぴ」/大阪府
全国各地のおいしい・かわいいお菓子を紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みが詰まった逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は大阪府の「なにわちょろけん ちょろけんぴ」をご紹介します。
大阪生まれの人気者、レトロでかわいい ちょろけんさん
あげてももらっても嬉しい「お福分け袋」付き
「ちょろけん」は江戸時代後期に大阪で流行した門付芸(大道芸の一種)で、「ちょろを見る人福来たる、厄難厄病取り払う」と囃しながら、大阪の町を練り歩きました。この大阪の芸「ちょろけん」と高知の芋けんぴがコラボレーションして生まれたのが「ちょろけんぴ」です。 高知の芋けんぴが、どうして大阪のおみやげになったのでしょうか。ルーツは江戸時代までさかのぼります。日本中の名産品が集まり、「諸国之台所」と呼ばれていた大阪。土佐からも沢山の品が海をわたり運ばれ、今でも大阪には「土佐堀」という地名が残っています。土佐藩の蔵屋敷にあった神社は「土佐稲荷神社」として、浪花と土佐の結びつきを今に伝えています。
カリッとした蜜と隠し味の塩がイモの甘みをひきたてます
カリッと軽快な歯ごたえのあと、口のなかにお芋の風味がひろがります
芋焼酎にも使われる黄金千貫という甘みの強いサツマイモと、こだわりの油と砂糖、塩を使用して丁寧につくられた芋けんぴ。透明な蜜のさっぱりとした甘さ、カリッとした歯ごたえが楽しいおやつです。 大きな帽子、お腹に描かれた舌を出した顔がユーモラスな「ちょろけん」さんは、大阪弁の「ちょける(おどける・ふざける)」の語源といわれています。ちょろけんに笑いと福をもらっていた大阪町人たちに思いをはせながら、身近な人におやつの「お福分け」をしてみませんか。
【おやつデータ】
なにわちょろけん ちょろけんぴ
価格:1498円
内容:ちょろけんぴ250g、お裾分け袋5枚、ぴシール5枚
賞味期限:製造日から4ヶ月間
購入できる主な施設:諸国屋(大阪国際空港内売店)、いっぴんさん(関西空港)ほか大阪市内各所
オンラインショップ: https://issoudo.jp/
一創堂
イッソウドウ
大阪府 大阪市中央区難波1-7-2せのやビル4F(本社)
06-7777-4704
(本社)
https://issoudo.jp/store/
大阪市内各所で販売。取り扱い店は上記のリンクに記載しています。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
千原礼子 撮影:清水ちえみ
の人気記事