195
2021.12.25
日本橋のレトロなビルにオープンしたチョコレート&アイスクリームショップ ♪「teal」
証券発祥の地として知られる日本橋兜町にチョコレート&アイスクリームのショップ「teal」がオープンしました。昭和初期の名建築の一つとされている日証館の一角にあり、レトロで重厚感のある店内ではパティシエの作るなめらかなアイスクリームや季節のフルーツを使ったジェラートがいただけます。日本経済を支えてきた歴史のある街・日本橋を散歩しながら立ち寄ってみませんか。
大きなアーチ型の窓がオシャレなレトロビル
東京メトロ日本橋駅から徒歩5分
実業家の渋沢栄一邸宅跡地に昭和3年に建てられた日証館は日本橋川沿いに建ち、1階部分の大きなアーチ形の窓が特徴の歴史的建造物で今もオフィスビルとして使われています。重厚感がありながらもモダンなこのビルの1階に佇む「teal」は、シェフパティシエの大山恵介氏とシェフパティシエでありショコラティエでもある眞砂翔平氏がタッグを組んだお店です。
レトロな店内に感じるゆったりとした時間の流れ
アーチ型の窓から明るい日のさす店内はアイスクリームのイートイン席があり、静かでのんびりとした雰囲気が漂います。 店名の「teal」は江戸時代から水運が盛んだったこのエリアちなんで水鳥の鴨とその羽の色をイメージしてつけられたのだそう。鴨は古代エジプトでは神聖な動物とされていて、財産を兜町に運んでくるようにとお店のシンボルマークにもなっています。
(左)カモのロゴが描かれたガラス窓(右上)窓から見えるのはお店の西側にある兜神社(右下)ヨーロッパの街角にありそうなジェラテリアの雰囲気のイートイン席
工房で一つずつ手づくりするチョコレートのお菓子
(左上)「キャラメルバー」「チョコバー」(1個500円、2個セット1054円~)(左下)焼きたて揚げたてを味わう「アメリカンクッキー」(380円)「アマゾンカカオのドーナツ」(500円)「ブラウニー」(420円)(右)板チョコ(810円~)
ショーケースの向こうのガラス張りの工房で作るチョコレートのお菓子は、ペルーから届くアマゾンカカオをはじめ、コロンビア産など複数の産地のカカオを使ったチョコレートをブレンドするなどして個性豊かに仕上げていきます。 ザクッとした食感のクッキー生地にキャラメルソースとドライフルーツを重ねた「キャラメルバー」やミルクチョコレートとダークチョコレートをベースにフルーツやクッキーを組み合わせたタブレットなどはパッケージもかわいく贈り物に最適。「アマゾンカカオのクリームドーナツ」はアマゾンカカオのフルーティーさと上品な酸味をたっぷり堪能できますよ。
チョコレートの美味しさをしっかり味わうスイーツ
(左から)「カカオ」(980円)「フォンダンショコラ」(880円)
ショーケースには見た目も美しいチョコレートのスイーツが5種類ほど並びます。チョコレートのムースとクリームにバニラクリームを組み合わせて光沢のあるグラサージュを施したカカオポット型にした「カカオ」や、温めると果物のソースとともにチョコレートがあふれ出す「フォンダンショコラ」などオリジナリティー豊か。「アマゾンカカオのチーズケーキ」では香り豊かなアマゾンカカオとクリームチーズのこっくりとした美味しさをぜひ味わって。
(左奥から時計回りに)「アマゾンカカオのチョコレートプリン」(680円)「アマゾンカカオのチーズケーキ」(880円)「無花果のチョコレートタルト」(980円)
なめらかにとろけるパティシエのつくるアイスクリーム
フレーバーは黒板の中から2種類を選択
市場にほぼ出回らず幻のカカオと言われているアマゾンカカオの美味しさはぜひソルベでも。雑味のない高品質な味わいをなめらかでクリーミーなアイスクリーム「ミルク」と一緒にいただくのがおすすめ、フルーティーな「アマゾンカカオ」とマイルドな「ミルク」の相性は抜群です。
(左から)ジェラートダブルのうち「洋ナシ&バジル」と「あまおう&柚子」、「ミルク」と「アマゾンカカオ」(各756円)
季節の素材を使ったフレーバーを揃えたジェラートは常時10種類ほどをラインナップ。「洋ナシ&バジル」やオリーブオイルのかかる「あまおう&柚子」など意外な素材の組み合わせを美味しくまとめています。歴史のある建物の中で味わってはいかがでしょうか。
teal
ティール
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
の人気記事