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2022.04.16
北海道内屈指の古湯。函館・湯の川温泉周辺をぶらりおさんぽ
海岸と松倉川の周辺に建ち並ぶ多数の温泉宿。素朴な街並みの湯の川温泉を散策してみましょう。心が落ち着くお気に入りの場所がみつかります。
松前藩主も訪れた道内屈指の古湯・湯の川温泉
(左下)函館市熱帯植物園、温室のエンジェルトランペット(右)古来より「繁栄と飛躍」の象徴である湯倉神社のうさぎ。そっと願いを込めながら撫でて
湯の川温泉は、松前藩9代藩主が1653年に湯治に訪れたという記録が残る道内屈指の古湯。イカの漁期に津軽海峡にゆれる漁火も名物です。 温泉宿でのんびり1泊した後、宿周辺を出発して温泉街をぐるっと一周してみましょう。古い温泉街ならではの雰囲気が楽しめます。おさんぽのあとは、日帰り湯や銭湯もいいですね。
湯の川温泉発祥の地「湯倉神社」
湯の川温泉の守り神として親しまれている。境内には樹齢約220年の「湯倉の大銀杏」があり、「実を結ぶ」「縁を結ぶ」「想いを結ぶ」霊木としてたくさんの参詣者が訪れる
湯倉神社の発祥は1453(享徳2)年頃。湧き湯で傷を癒した木こりが、お礼に小さな祠を建て、薬師如来を祀ったことが始まりといわれています。湯の川温泉発祥の地碑には温泉の歴史について記されています。大きな道路に囲まれていますが、境内は意外と静かです。
イカすみくじ400円。北海道弁で書かれたおみくじが入るイカを釣り竿で釣り上げて吉凶を占う
地元で愛されるおだんご「やきだんご 銀月」
やきだんごは1本119円。定番はしょうゆ、あん、ごま
とろける口当たりのやきだんごで知られる昔ながらの和菓子店。北海道産米100%の上新粉を使用したお団子をあんやタレがたっぷり包み、やわらかな弾力が魅力。買ってすぐに食べるのがおすすめです。
北海道産あずきを使ったどら焼きや大福、まんじゅうもある
やきだんご 銀月
ヤキダンゴギンゲツ
屋根付きなので雪が降っても大丈夫「湯巡り舞台 足湯」
足湯には屋根が付いており、雨の日でも利用可能
電停近くの交差点にあり、市民も観光客も一緒にくつろぐ姿がよく見られます。泉質は無色透明の塩化ナトリウムで、足をつけるだけで体がポカポカに。タオルなどの販売はないので持参を。
1日1回浴槽全体の湯の入れ替えを実施
湯巡り舞台 足湯
ユメグリブタイアシユ
ボタニカルな店内で手づくりの味を堪能「Endeavour」
お好みのクラフトビール3種(各150cc)と、その日のメニューからお好きな前菜6種が選べるお得なセット2280円
クラフトビールの醸造所が併設されたレストランで、乙部町のまろやかな天然水を使用した飲みやすく食事に合うビールが楽しめます。ここでしか飲めないタップとの一期一会の出会いを楽しんで。
市電の窓からもすぐ目に留まるお店
Endeavour
エンデバー
冬には温泉に入る二ホンザルを見られる「函館市熱帯植物園」
冬には温泉で温まるサルたちの姿が見られる
常夏気分を味わえる熱帯植物園。多角形の温室には約300種の熱帯性植物を展示。屋外にはサル山、足湯もあり、冬場は温泉に入るニホンザルの姿が人気です。
温室内にブーゲンビレアの花園
函館市熱帯植物園
ハコダテシネッタイショクブツエン
1981年創業の老舗コーヒーショップ「コーヒールームきくち」
ソフトクリームはテイクアウト270円。店内で食べる場合は320円
地元では知らない人がいないくらい有名なソフトクリームは、モカソフトが1番人気。ややシャーベット状でシャリシャリとした食感が特徴です。
コーヒールームきくち
コーヒールームキクチ
ここにも立ち寄り。熱めの湯加減で有名「湯処永寿湯温泉」
熱めの湯が好みの人におすすめ
源泉100%の温泉。中温48℃、低温44℃と湯温の違う2つの浴槽があります。男湯、女湯それぞれの壁面に描かれている富士山の味わい深いペンキ画も見ものです。
湯処永寿湯温泉
ユドコロエイジュユオンセン
湯の川温泉周辺のおさんぽはいかがでしたか?素朴な街並みを散策しながら、お気に入りの場所を探してみてくださいね。
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