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2022.06.05
「zero-waste(廃棄物ゼロ)」をコンセプトとしたカフェ&バー「æ(アッシュ)」渋谷・神南にオープン
2022年5月30日の “ごみゼロの日”、「zero-waste(廃棄物ゼロ)」をコンセプトとしたカフェ&バー「æ(アッシュ)」が、渋谷・神南にオープンしました。 The World’s 50 Best Barsにおいて世界一の受賞回数を持つSG Groupが、バリスタチャンピオンの石谷貴之氏をパートナーに迎え、サスティナブルでありつつ、世界トップレベルのコーヒーとコーヒーカクテルの世界を発信しています。
「ゼロ・ウェイスト」をコンセプトに廃棄物ゼロを目指して

カフェ&バー「æ」を手掛けるSG Groupは、バー業界において今世界で最も注目されるバーテンダーの一人・後閑信吾氏が率いるBARカルチャーカンパニー。The World’s 50 Best Barsにおいて世界一の受賞回数を持つことでも知られています。 店名の「æ」(ash) はその形から、“コーヒー豆”と、無限の可能性を表す “∞”(インフィニティ)それぞれに由来。カフェ&バー「æ」は、「ゼロ・ウェイスト」をコンセプトに、廃棄物ゼロを目指してメニューからオペレーションまで様々な取り組みにチャレンジしています。 廃棄デニムを使った壁面素材のブルーグレイがアクセントとなる店内は、大きな採光部を活かして明るくクリーンな雰囲気です。

カフェで最も多い廃棄物のコーヒーかすは、三浦半島の青木農園で肥料化。収穫した野菜をメニューに取り入れて循環させるほか、かすそのものをカクテル材料としても活用。店舗で破損したコーヒーカップや皿を回収して肥料にするBONEEARTH(ボナース)と提携、またメニューやショップカードはQRコードに置き換えてペーパーレスとするなど、様々なアイデアを試行・実行しています。 スタッフユニフォームは環境に配慮した和紙由来の繊維を用いたもので、最後は土に還ります。後閑氏のNY時代からの友人であり、現在ファッションデザイナーとして環境問題に取り組むマリエさんによるオリジナルデザインです。
チャンピオンバリスタ石谷貴之氏監修のコーヒー

ドリンクの鍵となるコーヒー豆は、石谷バリスタが監修する「æ」オリジナルブレンドを使用。石谷氏が配合を決定した上で、浅煎りはLeaves Coffee Roasters に、深煎りはObscura Roastersにと、それぞれ得意とするロースターへ焙煎を依頼しています。

シングルオリジンが全盛の今、バリスタの経験と個性を表現できるブレンドをあえて採用することで、年間を通じてブレない味わいを提供するとともに、コーヒーの面白さと奥深さを発信しています。
コンセプトの異なる2つのカクテル

カクテルメニューは「Coffee Cocktails」「Zero-Waste Classics」とコンセプトの異なる2つのラインナップが用意されています。 「Coffee Cocktails」は、エスプレッソマティーニなどのスタンダードや、コルタード、フラットホワイトなど、カフェのコーヒーメニューをカクテルにアレンジしたもの。エスプレッソマティーニは苦味が効いてクラシックな深煎りと、華やかなゲイシャ種を用いてフルーティーな浅煎りのバージョンがあり、好みで選んだり、違いを味わうことができます。

もう一つの「Zero-Waste Classics」は、SG Groupの各バーのカクテルを仕込む際に出る副産物や一度抽出した素材を活用して新しい一杯を創造した、æオリジナルのクラシックカクテルシリーズです。 抽出後のハーブやスパイス、果実など、今まで廃棄していた食材も別の角度から見直して、再び新鮮なフレーバーを引き出しています。
テイクアウト用カップやオリジナルカヌレにもこだわりが

テイクアウト用カップには、繰り返し使えるæオリジナルを用意。コーヒーハスク(コーヒーの実の外皮や殻)を原料の一つとして製造しています。

姉妹店で焼き上げるオリジナルカヌレは、コーヒーチェリー(コーヒー豆の生産時に捨てられてきた果肉部分)を使用して独特の酸味と甘味を味わえるものになっています。 店内は完全キャッシュレス会計。サスティナブルでありつつ、世界トップレベルのコーヒーとコーヒーカクテルの世界を、ぜひ体験してくださいね。
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