76
2022.07.07
京都・島原のかき氷カフェ「鹿の子」でフルーツがきらめくかき氷を
ここ2~3年で、かき氷専門店が増えてきた京都。その蒸し暑い夏には、さっぱりとしたかき氷がよく似合います。なかでも、夏にこそ味わいたい爽やかなフルーツのかき氷といえば「鹿の子(かのこ)」。この4月に移転オープンした新たなお店で、夏の涼を味わってみませんか。
2022年4月に梅小路から島原へ移転オープン
大門と風にそよぐ柳が往時の賑やかさを伝える
「鹿の子」へは、京都駅からバスで約10分の島原口で下車。花屋町通を西へ向かうと、5分くらいで島原の大門(おおもん)が迎えてくれます。
白いのれんが目印
島原は、京都に残る6ヵ所の花街のひとつで、江戸時代には新選組の面々も通ったのだとか。今も、門の中には石畳の風情ある町並みが広がります。鹿の子は門のすぐ左側にあります。
町家を改装したしっぽりと落ち着いた空間
小さな庭も備えたテーブル席の間
店を入ってすぐのカウンター席
さっそくのれんをくぐるとカウンター席が。新しい店内には、まだ木の香りが漂っています。その奥の細い通路を抜けると、広いテーブル席の部屋。これなら、ひとりで来たときはカウンター席、友達と来たときはテーブル席と使い分けができそうですね。
フレッシュフルーツが香るかき氷
氷の中にもシロップがたっぷり
鹿の子さんのかき氷のこだわりは自家製のシロップ。とくに、果物は注文を受けてから、フルーツと蜜を合わせてジューサーにかけます。
マンゴー1300円(8月中旬頃まで)
ふわふわに削った氷に、たっぷりと蜜をかけ、フレッシュフルーツをトッピングした完熟マンゴーを贅沢に使ったかき氷。濃厚な甘さと芳醇な香りがふわりと漂うトロピカルな一品です。火を通さないので、旬の果物の味がそのままにギュッと濃縮されていますよ。
氷は奈良の純氷と八ヶ岳の天然氷をチョイス
生いちご1500円(通年)
もちろん氷にもこだわりがあります。通常は奈良の日之出製氷さんの純氷を使用、プラス200円で八ヶ岳の蔵元八義(やつよし)さんの天然氷に変更もできます。 「爽やかなフルーツを使ったかき氷には口どけのよいふわふわの天然氷、とろとろのクリームなどのもったり系のものには純氷が合いますよ」と店長の鹿間さん。味というより口どけがポイントのようです。 スプーンを氷に入れると、氷がまるでないかのように何の抵抗もなく氷をすくうことができました。細雪のような氷に、いちごソース、自家製の練乳もたっぷり。これからの季節は夏いちごが使われます。
フルーツたっぷりカルピスみるく1300円(8月中旬頃まで)
鹿の子では、季節に合わせた果物を使うので、限定メニューや新作メニューも続々。どれもおいしそうで迷って決められないという方には、「フルーツたっぷりカルピスみるく」がおすすめです。旬のカットフルーツとカルピスと練乳の甘酸っぱいソースが味わえますよ。 一年を通じてオープンしているかき氷カフェの鹿の子。夏本番を迎える頃には、期間限定の大人気メニュー・桃のかき氷が始まるそうです。島原散策の途中に、ぜひ立ち寄ってみませんか。
鹿の子
カノコ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
戸塚 江里子 撮影:小川 康貴
カフェ
の人気記事
の人気記事













































