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2016.05.20
宇治抹茶の蜜が香る、ふんわりかき氷を―京都の佃煮と和菓子のお店「永楽屋本店」
※こちらの記事は201年5月20日に公開されたものです 京都・四条河原町の一角で、1946年から町の人々に“辛いもの(佃煮)”と“甘いもの(和菓子)”を商い続けてきた「永楽屋」。2階の喫茶室では和スイーツのほか、夏季限定で登場する宇治抹茶を贅沢に使ったかき氷がいただけます。
京都一賑やかな街角の、一枚板の看板が目印
阪急河原町駅から地上に上がってすぐ。四条河原町の東北角にある、重厚な一枚板の看板を掲げたお店が「永楽屋 本店」です。 創業時からのイメージはそのままに、“辛いもの”と“甘いもの”、どちらも手に取ったり試食をしながらゆっくりお買い物ができるよう、2016年2月にリニューアルしました。
特にお店中央に置かれた生菓子のショーケースは、若い人にも月替わりの綺麗な上生菓子をじっくり眺めて楽しんでほしいというお店の想いの表れだそうですよ。
“甘いもの”を使ったオリジナル和スイーツも充実の喫茶室
喫茶室では、素材と手作りにこだわったオリジナル甘味を楽しむことができます。 こちらは2014年にリニューアル。眠っていた棟高な屋根裏を吹き抜けにして、開放感あふれる和モダンな空間になりました。 注文を受けてから練り上げる「出来たてわらび餅」(1300円)や、厳選素材の香り良い木頭柚子で作る「柚子じゃむ」、羽二重餅「柚子よい」、最中「おもやい」の柚子あんなどをふんだんに使い、さっぱりと仕上げた「楽・柚子パフェ」(1080円)など、季節を通じて「永楽屋」の味を一度に味わえます。
厳選した宇治抹茶の味わいが広がるかき氷
「宇治金時氷」(1080円)
5月1日~9月30日の期間限定でいただける「宇治金時氷」は、ふんわりとかいた口どけのよい氷に、宇治抹茶の蜜を合わせたボリュームたっぷりの一品。手作りのもちもち白玉や、まるまるした和栗と一緒にほとんどの人がぺろりと平らげてしまうそうです。 ほかにも「永楽屋」の人気商品「琥珀 柚子」をちりばめた爽やかな味わいの「柚子琥珀氷」(930円)は、7月10日までいただけます。
京の食卓を彩る食材をおみやげに
「琥珀 柚子」(12本入843円)、「重陽 小豆」(12個入972円)、「一と口椎茸」(100g810円)
「永楽屋」の“辛いもの”の代表格は、国産の小粒椎茸をじっくり炊いた味わい深い「一と口椎茸」。しいたけ、きくらげ、たけのこを細かく刻んで炊き、コリコリとした食感がくせになる「茸くらべ」(100g540円)、「ちりめん山椒」(60g1080円)の3種が入った「永楽三昧」はお土産にもぴったりです。 “甘いもの”には四季折々の果実などが透ける、寒天と砂糖を固めた涼やかなお菓子「琥珀」があります。菊の花をかたどった「重陽」をふくめ、口にふくむとひんやり感じる口当たりと品の良い甘さで長く愛されています。 京都でショッピングの合間、一服するのにぴったりの喫茶処。旅から帰った食卓に乗せる一品もぜひ探してみてくださいね。
永楽屋 本店
エイラクヤホンテン
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鈴木 茉耶 写真:マツダナオキ
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