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2022.08.11
伊勢の名物「お福餅」を神楽坂でゆったりと。「甘味とお食事 マリアーヌ」
※こちらのお店は現在閉店しております。 東京・神楽坂にあるおしゃれなカフェ「甘味とお食事 マリアーヌ」。「お福餅」や「伊勢うどん」など、伊勢名物の美味しいものをいただけると評判です。それもそのはず、280余年前に創業した伊勢の老舗「御福餅本家」プロデュースのお店です。東京の店舗に神楽坂を選んだのは、「東京のお伊勢さま」である東京大神宮が近くにあるからだとか。神楽坂散歩を楽しんだら、伊勢の歴史を味わえるカフェでひと休みしませんか。
神楽坂でいただく伊勢名物「お福餅」
お店へのアクセスは細い路地を通って。壁には黒板アート作家・すずきらなさんの作品が
「甘味とお食事 マリアーヌ」は、東京メトロ東西線の神楽坂駅から徒歩3分の場所にあります。JR総武線飯田橋駅からなら、徒歩10分ほど。和情緒あふれる神楽坂散歩を楽しんで、ひと休みするのにぴったりです。入口までは細い路地になっていて、隠れ家のようなたたずまい。ベビーカーのお客様にもやさしい、エレベーターもあります。お店までの道のりも、楽しく過ごせそうですね。
神楽坂のお散歩中に立ち寄りたい隠れカフェ
神楽坂を見渡せる、明るいガラス張り
店内は木の温もりにあふれています。藁ぶきの壁や、和紙を使った灯りなど、和モダンを取りいれた店内は、とてもリラックスできます。目をひくのは、店の奥にある伊勢ヒノキの一枚板のテーブル。創業からの年数と同じくらいの、約350年近くの歴史を刻んできた樹齢のテーブルで、ゆったりした時を過ごすのもいいですね。
「お福餅」はこだわり抜いた逸品
「おすすめ三種盛り」(750円)。「お福餅2個」(550円)もある
あんこで餅を包んだ「お福餅」は、伊勢参りの人々へのお福分け(おすそわけ)が起源。もち米と小豆は、国産にこだわった北海道産です。小豆の皮を除くひと手間で、あんこはなめらかな舌ざわり。職人さんが手作業で、伊勢・二見浦の波をイメージしたデザインに仕上げています。一番人気は「おすすめ三種盛り」(750円)です。「お福餅」のほか、店舗限定の「抹茶餡お福餅」、「包み餅きな粉」の三種類が楽しめます。いろいろな味の違いを楽しみながらぺろりと食べられます。
ふわふわ食感のかき氷も人気
ふわふわ氷とシロップを重ねてつくります
夏におすすめなのが、山梨県・八ヶ岳の天然氷を使用したかき氷です。ふわふわ食感の口どけが幸せな一品。氷の純度が高いため、頭が「キーン」とならないのがうれしいですね。「濃厚抹茶」(1200円)は、抹茶シロップと黒糖練乳の2層で、甘さと苦みがちょうどよいバランスです。期間限定の「季節の果実」(1300円)なども人気。かき氷は通年いただけます。
和菓子にも合うドリンクをセレクト
「オリジナルブレンド珈琲」(550円)と「おすすめ三種盛り」(750円)
お福餅に合わせるドリンクは、意外にもコーヒーが人気。お福餅と合うように特別にブレンドしたコーヒーは、苦みや酸味をおさえたやわらかな味で、あんことも相性がよく美味しくいただけます。このほか三重県産の「わたらい和紅茶」(550円)など、こだわりのドリンクも充実しています。
伊勢のおもてなし「伊勢うどん」を東京で
「伊勢うどん」(700円)。温玉伊勢うどん、鶏玉伊勢うどんなどバリエーションも豊富
都内では珍しい「伊勢うどん」もいただけます。伊勢うどんは、太い麵と、やわらかな食感が特長です。「マリアーヌ」では、伊勢たまり醤油を使ったオリジナルの出汁に、三重県産のあおさ海苔、粉かつお、刻みネギを和えていただきます。出汁のうま味と麺の甘さが合わさったお味です。
「お福餅」(4個入480円、8個入750円)、「お福包み餅(きな粉)4個入」(500円)
「お福餅」「お福包み餅」のお持ち帰り用も販売しています。包装により製造から7日間日持ちするので、お土産にいかがでしょう。「お福分け」の伝統を受け継ぎ、「来ていただいた方をもてなしたい」というやさしい気持ちが感じられる素敵なお店です。神楽坂に来たら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
甘味とお食事 マリアーヌ
カンミトオショクジマリアーヌ
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金村朝実 撮影:永岡邦彦
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