見渡す限りの広大な田んぼに佇むカフェ

ゆったりと構える一軒家の「olive + log」

神戸・三宮方向から車で約30分。国道28号線の三条交差点を曲がってすぐの場所に「olive + log」はあります。田畑が広がるのどかな場所にひっそりと佇むこのカフェは、島外からもお客さんがひっきりなしに訪れるほどの人気店です。 お店が開業したのは、およそ10年前。もともとは南あわじ市の漁師町・福良で、小さな予約制のカフェ兼リネンのお洋服のお店を営んできましたが、口コミで評判となり、2022年２月、現在の南あわじ市市三条へ移転リニューアルオープンしました。

シンボルツリーとなるオリーブの木

庭先には、「幸せを呼ぶ」とされるオリーブの木がお出迎え。この木には、カフェを訪れる人が「幸せなひとときを過ごせるように」という願いが込められています。 オリーブは、かわいらしい実をつけることも。のぞきめば、その優しい存在感にほっと癒されることでしょう。

やさしい木の香りにふわりと包みこまれる店内

ヴィンテージな魅力が漂う洗練された空間

建物は、築約70年の古民家をリノベーションしたもの。梁や柱は当時のままに。古材を利用したインテリアやレトロな風合いの照明が灯り、風情あふれる空間になっています。 お店を切り盛りするのは、仲良し親子のやよいさんと娘の瑠美さん。聞けば、構想からじっくり２年をかけ、自分たちの手でリノベーションしたのだとか。

移ろいゆく風景を眺められるように設計された窓

横長に切り取られた窓は、位置や大きさにこだわり、座ったときちょうど景色が広がるよう設計されています。 晴れた日には、横に広がる青空と田園風景を眺めてほっこり。遠くにはうっすら海も眺められ、ゆったりとした島時間を楽しめます。

やわらかな日差しが降り注ぐフォトスポット

そして、ふっくらとした多肉植物をアレンジした寄植えやドライフラワーで囲まれたロフトスペースは、思わず写真を撮りたくなるスポット。「ゆっくりとした時間を過ごしてほしい」という想いが込められたステキな空間です。

彩り鮮やか♪ からだ想いのきちんとごはん

限定10食の「オリーブランチ」（1200円）

ランチタイムは、11時から14時まで。一番人気は、週替りのメイン料理に加えて、７種類の小鉢がついた「オリーブランチ」です。 メニューは手作りにこだわり、採れたての野菜を生かして、やよいさんと瑠美さんが毎朝考えるのだとか。この日は、三角形の野菜の春巻きがメイン。おばんざいとして、夏野菜の出汁をかけた冷奴、万願寺とうがらしのおひたし、れんこんのきんぴらなどが添えられ、栄養もボリュームも満点！どれもひと手間かけたほっとする味わいです。

縁起の良い枡に入ったフルーツティラミス

ランチにプラス250円で付けられる、ミニサイズの「フルーツティラミス」

毎日手作りされる「フルーツティラミス」は、甘いものが好きな瑠美さんが担当。ティラミスの上には、みずみずしい旬のフルーツがふんだんにのっています。 見た目のかわいらしさだけでなく、果物によってマスカルポーネの割合を変えたり、シロップを染み込ませ具合いが違うスポンジを２層にするなど、味にもこだわり抜いた逸品。

９月中旬ごろまで楽しめる「桃のティラミス」(550円)、「カフェラテ」(500円)

ティラミスはカフェタイムになると、食べごたえのある大きいサイズで提供されます。写真を撮ったり、おいしく味わったり、心もお腹も満たされる至福のひとときを過ごしてくださいね。 またドリンクは、こだわりのコーヒーと淡路島牛乳で割った「カフェラテ」がおすすめ。暑い日にはアイスですっきりと、寒い日にはホットでぽかぽかに。その日の気分や季節に合わせてお楽しみください。

かわいい！と根強い人気を誇る「いろいろクッキー」（200円）

手作りクッキーの詰め合わせは、ちょっとした手土産にぴったり。食べると、さっくりとほどよい食感で、素材の良さを感じられるリッチな味わいです。 誰もが入りやすい雰囲気で、何度も足を運びたくなる「olive + log」。淡路島観光のついでに立ち寄って、ほっこり癒されてみてはいかがでしょうか。