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2022.10.26
【ケイトウの5つのステキな飾り方】~ドライフラワーとしても長期間楽しめる~
部屋に花があるだけで、なにげない風景が一気に華やぎます。おうち時間を少しでも心地よく過ごせるよう、季節を感じるお花とすてきな飾り方をご紹介。今回の主役はケイトウ。ベルベットのような質感と深い色合いで、一瞬で秋色空間を演出してくれます。パッと目を引くセンス感じる飾り方を清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。
落ち着いた色味と質感が秋らしい「ケイトウ」
「秋に多く出回るケイトウ。鶏のトサカのように見えることから漢字で“鶏頭”と書くのだそう。カシスやボルドーカラーなどシックで深みと温かみある色が秋にぴったり。思わず触りたくなってしまう、ベルベットのような質感にも惹かれます。ちょっとしたコツで長持ちするのもうれしいですね」。
【ケイトウのステキな飾り方①】存在感のある花といける
ケイトウと合わせた花:ガーベラ
「ケイトウはフォルムが特徴的なため、花合わせに悩む方が多くいらっしゃいます。どうせなら、存在感の強い花同士でいけてみてはいかがでしょう。色味だけ合わせれば統一感も出ますし、すてきな化学反応が生まれおしゃれにまとまります」。
ケイトウと合わせた花:(左)エリンジウム、(右)ガーベラ
【ケイトウのステキな飾り方②】季節の草花と合わせてナチュラルに
「華やかな存在感を放つケイトウとは異なり、こちらのヤリゲイトウはナチュラルな雰囲気。秋の草花と合わせたり、バスケットに束で入れてインテリアとして楽しむのもおすすめです。茎が繊細なので、いける時に輪ゴムでとめないようにすると長持ちします」。
【ケイトウのステキな飾り方③】染めのケイトウで印象的に
「茎から色水を吸わせて作る染めケイトウ。ニュアンスカラーやより深い色合いが叶うため、今までのケイトウとはまた異なる存在感を放ちます。青や紫、シルバーなどシックな色合いでまとめると一気に華やかに。花器と花の色を合わせるとグッと印象的にまとまります」。
【ケイトウのステキな飾り方④】「ヒモゲイトウ」を1本だけオブジェのようにいける
「小さなモコモコの花が幾重にもつらない、垂れ下がるように咲くアマランサス。別名ヒモゲイトウとも呼ばれ、タネはスーパーフードとしても最近注目されています。一輪だけを背の高い花器にいけるだけで、アートのよう。レトロな空間にも似合います」。
【ケイトウのステキな飾り方⑥】逆さに吊るしてドライフラワースワッグに
「ケイトウは茎が柔らかく、水につけた箇所が傷みやすくなります。花瓶にいけるときは、水を浅めにいれ、こまめに切り戻しをすると長持ちしますよ。数日楽しんだらスワッグにして、逆さに吊るしましょう。ケイトウは染めたものでなくても色が残りやすくきれいな秋色ドライフラワーに仕上がりますよ」。
飾り方を教えてもらったのは……
清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。
BUTTERFLY DECO
バタフライデコ
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