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2023.06.11
抹茶の限界量を極めたクッキーで、濃い抹茶を堪能。京都「⼋⼗⼋良葉舎」
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。新茶のシーズンをむかえた初夏は、日本茶のスイーツが大豊作。お茶本来のふくよかな味と香りに癒され、ほっとひと息ついてみませんか? 今回は「⼋⼗⼋良葉舎(はとやりょうようしゃ)」の抹茶クッキーをご紹介します。
スイーツもおいしい人気急上昇中の日本茶スタンド

車折神社横に位置し、たった二畳半のコンパクトな店
京都市内を走る路面電車・嵐電の車折神社駅を下車し、すぐの場所にあるのが日本茶スタンドの「⼋⼗⼋良葉舎」。抹茶を目の前で点てて仕上げてくれるパフォーマンスは特別感たっぷりで、店前に行列ができることも少なくない人気店です。元バリスタの丸山 順裕さんが一杯の玉露との出会いをきっかけに2019年10月に開業。ドリンクだけでなく、京都府産の高品質な抹茶にこだわり抜いたスイーツも展開し、「抹茶本来の味わいを堪能できる」と評判を呼んでいます。2023年5月に新発売した「抹茶クッキー」は、「抹茶そのものを食べている感覚になるお菓子を作りたい」という想いから生まれた商品です。
心をつかむ上質でシンプルなパッケージ

「抹茶クッキー」1袋540円、1箱4袋入り2160円
パッケージを手にとると、サラッと感触が良く上質感たっぷり。素材選びのこだわりがパッケージにも反映され、ブランドの世界観が伝わってきます。2枚ずつ個包装になっているので、ちょっとしたお礼に気軽に配れるのも嬉しいポイント。封を開けると、目に飛び込んでくる深緑に驚き、その味に期待が高まります。
群を抜いて濃い!抹茶を限界まで贅沢に使用

奥深い抹茶の味と香りに心がほどける
宇治白川産の「さみどり」という品種の抹茶を、一枚につきたっぷり2g使用。生地が崩れないギリギリの量を使っても、良質な抹茶だからこそ苦味やえぐみが全面的に出ないそう。しっとりほろっと口の中で生地が溶けていくと、心地いい苦味や旨みが徐々に浮かび上がります。余分な甘味が無く、お茶そのものを飲んでいるような濃さに誰もが驚くでしょう。牛乳やオーツミルクと合わせるとラテのような感覚になり、また違ったおいしさを楽しむことができますよ。 濃い抹茶を極めたクッキーは、抹茶好きならば虜になってしまうこと請け合いです。
八十八良葉舎
ハトヤリョウヨウシャ
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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