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2023.08.22
京都・御所南の雑貨店「forme.」で、名喫茶とコラボしたかわいい紙アイテムを
デスクの上にちょこんとお気に入りのグッズがあると、毎日のルーティーンがちょっぴり楽しくなるのは誰もが経験するところ。京都の「forme.(フォルム)」は、まさにそんな文具がそろうショップです。なかでも、カフェ好きに見逃せないのは、喫茶ソワレやフランソア喫茶室などをモチーフにした「夢ミル京都喫茶巡り」シリーズ。カフェさんぽの合間にforme.を訪れてみませんか?

京都の骨董&アンティークストリート、寺町通からすぐ
お店はビルの1階。黒板に手書きの「forme.」が目印
「forme.(フォルム)」へは、京都駅から地下鉄の京都市役所前駅で下車。寺町通を北へ約5~6分ほど歩くと、左手にパンの香りが漂う「進々堂」が見えてくるので右の小路に入ります。 もし、路地裏めぐりに慣れているなら、市バスの河原町丸太町で下車すると、徒歩2~3分で着きます。

京都の喫茶店の想いを形に
コラボ喫茶店6店舗のグッズがところ狭しと並ぶ
店主の井波さんは、もともとは勤務していた会社の雑貨企画部で「夢ミル京都喫茶巡り」シリーズを担当していました。 「コロナの影響で、京都に来たくても来れない方に、文房具や雑貨を通して京都に訪れた気持ちになってもらったり、コロナが終息したら京都や京都の喫茶店に来てもらいたいという想いで立ち上げた企画です。」
オリジナル文具や万年筆のコーナーも
しかし、その後、会社が雑貨企画事業から撤退する事態に。喫茶店やイラストレーターさんの協力で作り上げてきたこのシリーズを無にする訳にはいかず、井波さんは独立し、この企画を実現したのです。 最初はメーカー業として全国の雑貨店や文房具店で商品を取り扱ってもらうことからスタートし、2021年の年末には直営店のオープンまでこぎつけました。

京都の喫茶文化を「夢ミル」きっかけに
それぞれのお店の素敵なメニューや雰囲気までが伝わってきそう(閲覧するデバイスによっては色味が異なる場合があります)
最初にコラボしたのは、「喫茶ソワレ」「スマート珈琲店」「六曜社珈琲店」。約1年後には「フランソア喫茶室」が、最近では「喫茶マドラグ」「梅園」がラインナップされました。 また、アイテムもブロックメモやマスキングテープなどから始まり、ノートやクリアファイルなどもそろいます。

「ミニ付箋」各495円。付箋はスクエアタイプのものも
「夢ミル京都喫茶巡り」シリーズをより魅力的にしているのが、懐かしくあたたかみのあるイラスト。京都在住のイラストレーター・福岡麻利子さんの作品です。ご自身も喫茶好きだそうで、そのタッチにはメニューへの愛があふれ出ています。 デザインは、すべて各喫茶店のオーナーさんがチェック。メニューイラストのリアルさには、その喫茶店へ行った人から、「その時のことが思い出される」という声が聞かれることもあるそう。
「夢ミル京都喫茶巡り オリジナルブレンドコーヒー豆」800円
また、六曜社珈琲店の三代目オーナーさんが、forme.のために焙煎したスペシャルなコーヒー豆も。ディープな珈琲ファンには、気になるブレンドですね。

お気に入りの万年筆に出会えるかも♪
FERRIS WHEEL PRESS「万年筆(スチール)ブラッシュ 細字」各1万6500円
店内では、もうひとつの目を引く商品を発見。ポップな色合の万年筆は、カナダ発の「FERRIS WHEEL PRESS(フェリスホイールプレス)」というメーカーのもので、そのコンセプトは「書くことに夢中になる」だそう。 太くもなく細くもなく、持ちやすそうな軸。「細字」とあるので、手帳に書き込むときにもよさそうです。ペン先に施されたレトロっぽい刻印に高級感もあります。
FERRIS WHEEL PRESS「インク」各色3300円~
万年筆の魅力は、長く使えること、独特の書き心地、道具としての美しさ、など様々ですが、インクのバリエーションの多さもそのひとつです。 インクと同色のパッケージに入ったFERRIS WHEEL PRESSのインクは、ネーミングも「スパークリングシャンパン」や「ストロベリーマカロン」などワクワクするものばかり。ラメの入ったキラキラするインクもあります。 万年筆は店主の御主人が担当。「興味はあるけど、万年筆って上手く使えるかな?」というようなベーシックな相談にものってもらえますよ。 お店は寺町通からも近く、日本茶の一保堂茶舗や、洋菓子の村上開新堂からも徒歩で5分くらいの距離です。次の京旅では、日常をちょっぴり楽しいものにしてくれるステーショナリーを、ぜひ「forme.」で探してみませんか。

forme.
フォルム
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戸塚江里子 撮影:橋本正樹、小川康貴
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