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2023.08.04
京都・哲学の道「酒菓喫茶 かしはて」の洋酒やスパイスを忍ばせた大人好みのパフェに夢中 ♪
京都・銀閣寺から徒歩6分ほどのところにある「酒菓喫茶 かしはて」。アンティークのインテリアで彩られた空間でスイーツや洋酒が楽しめます。 店主は、清水五条の「efish」や岡崎の「& noma CAFÉ」と、いずれも惜しまれつつ閉店したカフェで手腕を振るってきた得能めぐみさんです。いつかはご自身のお店を開きたいという願いが叶い、2022年にオープンされました。

「ヨーロッパとアジアのミックス」がテーマのカフェ

イギリスを中心に、オランダやフランス、中国、日本などのアンティーク家具やインテリア雑貨が品よくディスプレイされた店内
得能さんは、プライベートで結婚、妊娠を経験する中で「いつかは」と店を持つ機会をうかがっていた時、たまたま「銀閣寺 㐂み家(きみや)」を訪れた際に、同店の主人が内装をそのまま引き継いでくれる人がいたらと継ぎ手を探しているのを知り、縁あって借りる事となりました。 使い込まれた木製の手すりや板張りの床、日の光がやわらかく差し込む半地下の間取りやサイズ感などが自分の思い描くお店のスタイルと正に一致すると感じたそうです。

(左)温もりあふれる店内(右上)かしはての世界観を予感させる店先の案内(右下)センスよくまとめられたインテリア
店のテーマは「ヨーロッパとアジアのミックス」。中国の手仕事やペルシャの絨毯など、シルクロードを彷彿とさせるモノに惹かれていた得能さんが「西洋と東洋の交わりをモダンに表現したい」との思いから、年代物の外国製家具やインテリア雑貨を品よくディスプレイしています。 料理を盛り付ける食器は「自分の店を開いた時のためにこつこつ集めていた」という、佐賀の古伊万里、韓国のポジャギや中国の白磁、フランス製のオールドバカラのグラスといった、ロマンティックな雰囲気のものを使用。 独自のセンスで選び抜かれたこれらのものたちが、居抜きで借り受けた温かな空間にピタッとはまり、まるで元からそこにあったかのような居心地の良さを演出しています。

店主の遊び心あふれる、旬のフルーツたっぷりの日替わりパフェ

「本日のパフェ」1550円~の一例。「八朔と金柑入り ピーナッツとチョコレートのパフェ」1550円。価格は季節により変動あり
店内で味わえるのは、季節のフルーツをたっぷりと使ったパフェやスムージーなど。 例えば、ある日の「本日のパフェ」は、「八朔と金柑入り ピーナッツとチョコレートのパフェ」。フレッシュな八朔や甘く煮た金柑と、チョコレートのアイスやテリーヌ、水切りヨーグルト、バニラアイス、ピーナッツのヌガティーヌなどのコンビネーションです。 酸味と甘み、“重厚”と“軽快”といった一口ごとに変化する味わいのコントラストは、ため息が漏れるほど感動的なおいしさです。 そして、チョコレートアイスはブランデーで香り付けをしたり、バニラアイスにはカルダモンを忍ばせたりといった、洋酒やスパイスを随所にきかせる遊び心。加えて、乳脂肪控えめの生クリームや、優しい甘みのきび砂糖を使用し、大人好みの繊細な味わいに仕上げるセンスは得能さんならではです。

完熟フルーツを使った濃厚なスムージー

「季節のフルーツたっぷりスムージー」870円~の一例。写真は「ブラッドオレンジとシトラスミックスのスムージー」980円、ホワイトラム入りは+250円。価格は季節により変動
凍らせた完熟のフルーツをふんだんに使って作る「季節のフルーツたっぷりスムージー」は、濃厚な味わいながらさっぱりとした後口が人気。オプションのホワイトラムを追加すれば、カクテルスムージーとしても楽しめます。 また、朝10時から12時まで開かれる、スイーツのコース仕立て「朝菓子の会」も好評です。

コニャック「ギィ・ピナール コニャック・ファンボア・セレクション BIO」や 高級ラム「ロン サカパ」など、得能さんがお気に入りの洋酒も味わえる
得能さんがセレクトした洋酒も味わえます。お客様の中には、男性が洋酒を、女性がスイーツを味わうといったカップルもいるといいますし、女性お一人で、スイーツも洋酒も楽しまれる方もいらっしゃるそうです。 お店は、銀閣寺だけでなく、観光スポットの哲学の道からもすぐです。スイーツの味わいを楽しみながら、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

酒菓喫茶 かしはて
しゅかきっさ かしはて
https://www.instagram.com/kashihate.kyoto/
※朝菓子の会10:00~12:00(3営業日前までにインスタDMで要予約)
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Union Synapse 撮影:佐藤佑樹
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