
58
2024.02.10
一足先に春を満喫♪千葉・南房総の日帰りで行けるおすすめスポット6選
緑と海に包まれた自然豊かな千葉・房総半島。冬でも温暖な南部の地域は花の栽培が盛んなエリアで、菜の花やキンセンカなど色鮮やかな花々が咲き誇ります。今回は一足先に春を満喫できる観光スポットやグルメをご紹介。都心から約1時間半で行けるので、ぜひ週末に出かけてみてくださいね。
【南房総市富浦町】道の駅とみうら 枇杷倶楽部
【館山市】新鮮な地魚料理が味わえる「たてやま旬鮨 海の花」
季節の花々が道沿いを彩る「房総フラワーライン」
【南房総市白浜町】カレンデュラの花摘み体験ができる「ベレケの村」
【南房総市千倉町】東日本唯一のラム酒蒸溜所に宿泊「大井倉宿せいざん」
【南房総市白浜町】カレンデュラの花摘み体験ができる「ベレケの村」

畑にてカレンデュラの花摘み体験ができる
温暖な気候の南房総市は、冬から春にかけて水仙や菜の花が咲き始め、桜が咲くころまで花摘みが楽しめます。房総市白浜町はカレンデュラの生産量が日本一。中央アジアのキルギス共和国で出会い、カレンデュラに魅せられて移住した五十嵐夫婦が営む農園「ベレケの村」では、カレンデュラの花摘みや生コスメ作り、ランチが楽しめるワークショップを体験できます。

まるでオレンジのじゅうたんが敷かれているような美しいカレンデュラ畑

「体験ワークショップ(カレンデュラ満喫プラン)」(8500円)※平日のみ開催、事前予約制
花摘みをした後は、畑で摘んだ獲れたてのカレンデュラで生コスメ作りを体験。カレンデュラをオリーブオイルに漬け込んだ自家製のカレンデュラオイルと蜜蝋を使用して、リップバームとスキンケアバームを作ります。 カレンデュラは「皮膚のガードマン」とも呼ばれ、傷ついた皮膚や粘膜、血管を修復し保護してくれるほか、乾燥させた花びらをパスタに練りこんだり、サラダにかけたりさまざまな料理に活用することができるのだそう。

ビーカーの中にオイルと蜜蠟を入れてお湯で溶かしたらコスメケースに流し込む

生花のように花開くカレンデュラのハーブティーは南国のフルーツを思わせる香りを楽しめる
生コスメ作りを体験している時は、クレオパトラも愛したカレンデュラのハーブティーを飲んでリラックスしてみて。からだの内側で粘膜や胃の炎症を抑える効果や、発汗・解熱の作用もあるといわれており、風邪のひき始めなどに飲むのもおすすめです。 オンラインショップでは、自家製のカレンデュラオイルやハンドメイドソープ、まるごと一輪乾燥させたカレンデュラのハーブティーなども販売をしています。気になる方はチェックしてみて。

ベレケの村で育てられたカレンデュラを原料にしたコスメやハーブティーなどを販売している
ベレケの村
ベレケノムラ
【南房総市千倉町】東日本唯一のラム酒蒸溜所に宿泊「大井倉宿せいざん」

蒸留所から10分ほど先の海辺にサトウキビ畑がある
南房総市は関東随一のサトウキビ栽培に適した地域。千倉町にある「房総大井倉蒸溜所」は、かつて花を栽培していた耕作放棄地を活用して育てたサトウキビを原料として、世界のラム生産量の約1割と言われる希少な「アグリコールラム」を造るこだわりのラム酒蒸留所です 。昨年10月には敷地内に古民家宿泊施設「大井倉宿せいざん」がオープン。ラム酒のテイスティングやサトウキビの刈り取りや搾り体験ができる宿泊プランも提供しています。

2基の蒸留器が設置されている大井倉蒸溜所
大井倉蒸溜所にはシンボルとなる2基の蒸留器を設置。1基は連続式と単式の切り替えが可能なハイブリッド型の銅製蒸留器、もう1基は大型の釜の上にラム製造に合わせて設計された蒸留塔を取り付けた完全オリジナルの手作り蒸留器です。そのほかにも、収穫したサトウキビがラム酒になるまでのさまざまな設備を備えており、各設備をレシピに合わせて組み替えることで異なる味わいのラム酒を製造しています。

左「ボーソー ラム フルール・メラス」(3960円)中央「ボーソー ラム フルール・ブラン」(3960円)、右「ボーソー ラム アグリコール ブラン ソレイユ」(7700円)

まるで自宅のようにくつろげる広々とした空間
「大井倉宿せいざん」の室内は、元からある立派な太い梁や欄間、木材で出来た天井などはそのまま残しつつも、洗練されたインテリアが魅力。やわらかで暖かみのある家具は木の温もりと相まって心地よい空間が広がります。歴史を感じる建物や家具に囲まれて、非日常の体験を過ごしてみてくださいね。
大井倉宿せいざん
オオイグラジュクセイザン
https://chikura.tsunaguhotel.jp/
チェックイン:JR内房線・千倉駅より車で13分の「ちくらつなぐホテル」にて受付。
【南房総市和田町】元朝桜と菜の花が咲き誇る「抱湖園」

ピンクの元朝桜と黄色の菜の花のコントラストが美しい
南房総市和田町にある「抱湖園」は、安房で初めて花栽培に成功した間宮七郎平が山を切り開いて造った庭園。毎年1月下旬から2月下旬には、旧暦の元旦の朝から「元朝桜」と呼ばれる寒桜と菜の花が咲き始めます。高台からは、花栽培のビニールハウスや太平洋に広がる海岸が見渡せ、美しい外房の眺めも望めます。そろそろ見頃を迎える「元朝桜」を見に南房総市に訪れてみませんか。

高台から見渡せる景色は県内の特色ある景観を選定した「ちば眺望100景」に選ばれている
抱湖園
ホウコエン
https://maruchiba.jp/spot/detail_10412.html
アクセス:JR内房線和田浦駅から徒歩約25分。国道128号沿いの南房総市花園駐車場(無料)の利用を推奨
【鴨川市】泊まれるレストラン「波太オルビス」

透き通った空気感漂う海辺に佇む泊まれるレストラン
鴨川市の海岸沿いに佇む「波太オルビス」は、1日3組限定の「泊まれるレストラン」をコンセプトとしたオーベルジュです。宿泊できる部屋は、青空をイメージした青が基調の「sky」、夕日をイメージした赤が基調の「mare」、夜空をイメージした黒が基調のスイートルーム「stella」の3タイプがあり、全ての部屋はオーシャンビュー。圧巻のロケーションで開放感と癒しのひとときを過ごせます。

夜空をイメージした黒が基調のスイートルーム「stella」 38平米 定員2〜4名

「和食&洋食コラボコース」(6000円~10000円税別)ディナーのみの利用は2名より前日予約 ※内容は時期や仕入れにより異なる
ディナーでは、寿司職人の大将とホテルニューオータニで修行したシェフの親子が作る、エディブルフラワーを使用したメニューや地産食材にこだわった和×洋のコラボレーションの食事を楽しめます。高梨牧場のかずさ和牛のお肉や大将が厳選した魚介類を使用したお寿司など、千葉・房総ならではの食材を使った料理はここでしか食べられない一皿。味噌や醤油、塩などの調味料も自家製と調味料にもこだわっています。現在はランチは休止中。ディナーは宿泊をしなくても利用することができます。

ガラス張りのダイニングでは海を見ながら食事を楽しめる
波太オルビス
ナブトオルビス
* * * 海の近くで味わう新鮮な魚介料理や、郷土の食材を大切にしたご当地グルメは個性あふれています。忙しい日常を離れて早春の旅に出かけてみてくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
南森エレナ
たびレポ
の人気記事































