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2024.03.16
抹茶とスイーツを茶室でいただける和カフェ・神楽坂「和茶」。茶会体験も♪
神楽坂にある「和茶」は、「気軽にお茶の世界にふれてもらいたい」と女性オーナーの塚田さんがオープンした和カフェです。お店の中には本格的な茶室があり、気軽なスタイルで抹茶や和のスイーツをいただくことができます。初心者歓迎の体験茶会も開催。風情ある神楽坂で、豊かなお茶の世界をのぞいてみませんか。
神楽坂の住宅街にある隠れ家抹茶カフェ
和のしつらえに心ときめく
丁寧に点てられた抹茶と和スイーツで安らぐひととき
初心者歓迎の体験茶会も開催
神楽坂の住宅街にある隠れ家抹茶カフェ

神楽坂と思えないほど静かな場所。たどり着いたときに感動があるカフェ
「訪れる人の9割が迷う」とオーナーの塚田さんが言うほど、神楽坂の奥まった場所にあるカフェです。神楽坂通りから路地に入り、さらに細い道へ。住宅街の中にある「和茶」という控えめな看板が目印です。飛び石のある細いアプローチを抜け、引き戸を開けると、中にはなんと茶室が隠れています。

砂壁、障子、板張り天井に床の間など、和のすばらしさを感じられる本格的な茶室

おひとりさま席も用意されている
和のしつらえに心ときめく

手水鉢が和の趣。手前のガラス窓からは植物も見える癒しの空間
カフェの中は和のしつらえが美しく、すがすがしい空間です。お茶をいただきながら、しつらえも楽しみましょう。床の間の掛け軸や茶花(ちゃばな)は、季節を表現。おもてなしの心が感じられます。また、玉砂利の上には手水鉢(ちょうずばち)も。ここで、茶室に入る前に手や口を清めます。茶室の美が味わえるのも、「和茶」ならではの魅力です。

竹で編まれた格子窓からは露地をのぞむ
丁寧に点てられた抹茶と和スイーツで安らぐひととき

お薄(お抹茶)と米の花1400円。米の花には季節のフルーツが添えられ、麹の甘さを引き立てる。
ドリンクのメニューは、薄茶・阿波晩茶・和紅茶(各800円)、和チャイ(1000円)の4つ。薄茶はさらりとした飲み口の抹茶です。お店の奥にある水屋で、店主が点てたものをいただきます。阿波晩茶は茶葉を乳酸醗酵させた酸味を感じるお茶 、和チャイは和紅茶とほうじ茶にショウガやクロモジなどのスパイスをきかせたもの。 甘いものは米の花(800円、好みのお茶とセットで1400円~)、本日のお菓子(好みのお茶とセットで1500円~)の2種類。米の花は手づくりの甘麹で、フルーティーでさっぱりとした甘さがたまりません。 美味しいお菓子とお茶をゆったりといただくひと時は至福のひと時です。

茶碗を愛でるひとときも楽しみのひとつ
初心者歓迎の体験茶会も開催

難しくない、緊張しないお茶会に参加できる貴重な体験
月に1~2回、体験茶会も開かれています。初心者も歓迎で、白いソックスと洋服でも大丈夫。足袋や着物がなくても気軽に参加することができます。茶会の流れや作法について、亭主(ホスト)が途中で教えてくれるので安心です。でも茶会は本格的。躙り口(にじりぐち)と呼ばれる狭い入口から茶室に入ります。お菓子をいただいたら、亭主がお茶を点てます。美しい所作を見ているだけでも、お茶の世界を知ることができてわくわくします。 開催日程は公式インスタグラムをチェックしてみて。

美味しいお菓子も楽しみ。菓子盆はおしいただくように受け取って
公式インスタグラムはこちら
神楽坂 和茶
カグラザカ ワチャ
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金村朝実(Anyplace) 撮影:依田佳子
Writer
Any place 金村 朝実

元旅行ガイド編集者。アート、文学、高級リゾートが得意。世界一周トラベラーにして無類の羊好き。
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