
26
2024.03.31
桜まつりも開催中♪ 地元グルメやレトロな風景など魅力いっぱいの岡崎城下町を春さんぽ
愛知県岡崎市は、名古屋駅から電車で30分ほどの場所にあり、徳川家康生誕の地として知られる歴史ある街。愛知のソウルフード、味噌煮込みなどに使われる「八丁味噌」の発祥の地としても有名です。春は岡崎城周辺を中心に桜まつりなどさまざまなお祭りも開催されにぎやかになりますが、そんなときにぜひ訪れてほしいスポットを今回はご案内します。川沿いや昔ながらの街並みを歩きながら、春を感じてみませんか。
周辺の桜並木も見事。春は桜まつりでにぎわう「岡崎公園」
お寺の門前にある「テラカドコーヒー」で春色クレープを
92年歴史を持つ、地元で愛され続ける和菓子店「和泉屋」
今や岡崎名物。「大正庵釜春」で楽しむ、もろこしうどん
コーヒーとおせんべい片手に読書タイム。「一隆堂喫茶室&読書室」
周辺の桜並木も見事。春は桜まつりでにぎわう「岡崎公園」

写真提供:岡崎市
徳川家康生誕の地として知られる岡崎城址を中心に広がる「岡崎公園」は「さくらの名所100選」にも選ばれている風光明媚な公園。神社や庭園、歴史資料館などが点在しています。復元された天守閣の最上階からは市内が一望できます。公園は乙川・伊賀川という二つの川に挟まれた場所にあり、川沿いには桜並木が広がっていて、散策にもぴったりですよ。桜まつり期間には船下りも行われていて、川面から優雅に桜を眺めることができます。

写真提供:岡崎市
岡崎公園
オカザキコウエン
お寺の門前にある「テラカドコーヒー」で春色クレープを
春の岡崎さんぽにおすすめのスポットとしてまずご紹介するのは、岡崎公園前駅から徒歩15分ほどの場所にある「テラカドコーヒー」。徳川家康ゆかりの寺として知られる松應寺の門前にあった建物をリノベーションしたというお店です。昔ながらのレトロな路地裏の雰囲気を残すこのエリアの魅力を知ってもらうため、幅広い世代が気軽に立ち寄れるお店を作りたいと、オリジナルのコーヒーとクレープの専門店をオープンさせました。 工務店に務めていた経験を持つオーナーが廃材やアンティークを集めてDIYしたお店は、街並みとも絶妙にマッチしていてかっこいい雰囲気です。
雑貨店や料理店がある路地はレトロな雰囲気。歴史あるお堂やお寺へも参詣を
パリパリ生地の「桜あんこカスタード」(680円)ともちもち生地の「イエヤスノツルギ」(880円)
テラカドコーヒー MATSUMOTO STAND
https://www.instagram.com/terakadocoffee_/
https://www.terakadocoffee.com/
92年歴史を持つ、地元で愛され続ける和菓子店「和泉屋」
春の気分を味わうためにぜひ訪れてほしいのが桜餅や花見団子など、春の和菓子がそろった和菓子店「和泉屋」。春はイチゴを使ったお菓子が多いですが、季節ごとにさまざまなお菓子が並び、四季を感じることができます。店の奥でお餅やお菓子を製造し、出来立てを店頭に並べて販売していて、地元の人々に愛されて続けている老舗です。
店内では田舎しるこなど温かいメニューも。花見だんごやいちご桜餅は春限定
御菓子司 和泉屋
オンカシツカサ イズミヤ
今や岡崎名物。「大正庵釜春」で楽しむ、もろこしうどん
「八丁味噌煮込みうどん」(1460円)
岡崎など西三河にのれん分けしたお店が7店舗あり、手打ちうどん&そばの店として地元の人々からも絶大な人気を誇る「大正庵釜春」。岡崎公園前駅からすぐの場所にある本店は、岡崎城にも近く、観光客などが多く訪れる岡崎の定番グルメスポットとなっています。 こちらの名物はお店からもすぐの場所にある味噌蔵「カクキュー」の八丁味噌を使った「味噌煮込みうどん」や「釜揚げうどん」。一日寝かせた生地をその日の朝に延ばして製麺していて、しなやかでもっちりとした食感の麺は手打ちならではのものです。
「もろこしうどん」(1100円)
この「もろこしうどん」は、今ではさまざまなお店で作られていて、岡崎名物となっているほどなのだそう。岡崎本店のもろこしうどんの特徴は、しっかりと出汁の効いたあんとほうれん草のトッピング。とろりとした出汁が麺によくからむので、出汁の美味しさをしっかりと感じられますよ。
大正庵釜春本店
タイショウアンカマハルホンテン
コーヒーとおせんべい片手に読書タイム。「一隆堂喫茶室&読書室」
喫茶室で開錠番号を教えてもらい、4Fの読書室へ
少し休憩したいときにおすすめなのが、音楽や本をじっくりと楽しむ時間を過ごせる「一隆堂喫茶室」。地元の老舗煎餅店「一隆堂」が若い世代にも煎餅を楽しんでもらおうと喫茶室を作り、かわいいたぬきのキャラクターを作ったり、コーヒーとのペアリングを提案して、その魅力を発信しています。 こちらのお店は古いビルを丸ごとリノベーションして作り上げているのですが、同じビルの4階が「読書室」となっていて、喫茶室でドリンクをオーダーすれば誰でも利用することができます。オーナーや店主の鶴田さんが収集した本は建築や料理、サブカルなど幅広く、マンガもズラリと揃っていますよ。
「本日のコーヒー」(500円)と「ほうじ茶バスク」(580円)
コーヒーに添えられた手焼きせんべいは隣の店舗で購入可能
一隆堂喫茶室/読書室
イチリュウドウキッサシツ/どくしょしつ
愛知産の食材の美味しさを詰め込んだ「オーカジェラート」
最後にご紹介するのは、2023年にオープンしたばかりのジェラートショップ。こちらも古い民家をリノベーションしたお店となっていて、工房とショップの前には緑溢れるテラスもあり、憩いの空間が広がっています。 お店の特徴はジェラートすべてに愛知県産食材を使っているということ。ジェラートのベースとなるミルクは豊橋の「のんほい牛乳」を使用し、フルーツや野菜、などさまざま食材を愛知県各地から探し出して、ジェラートにしています。
「ダブル」(660円)
オーカジェラート
岡崎城の南側を流れる乙川沿いは散策道もあり、春は美しい桜並木が広がります。オーカジェラートや一隆堂喫茶室がある籠田公園周辺はベンチや休憩スポットがたくさんあって、テイクアウトしたおやつやドリンクを楽しむことができ、おさんぽにぴったりですよ。新旧さまざまな魅力あふれる岡崎エリアにお出かけして春を感じてみてくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
の人気記事








































