全長約2キロ！朝比奈川左岸に咲きそろうピンク色の河津桜

川沿いには甘い香りの越前水仙や菜の花も植えてあり色鮮やかな春の風景を楽しめる　写真提供：一般社団法人焼津市観光協会

東名高速道路・焼津インターより約5分。朝比奈川左岸沿いから約2キロにわたり、約200本の濃いピンク色の早咲き桜「山の手さくら」が咲きそろい、毎年多くの見物客で賑わいます。例年2月中旬～3月上旬に見ごろを迎えますが、訪れた2月下旬は肌寒く、つぼみが膨らみピンクに色付きかけたころ。日に日に春の訪れを感じさせてくれています。川沿いを散策しながら、焼津市で一番早く咲く桜を楽しんでみて。

写真提供：一般社団法人焼津市観光協会

静岡最古の酒蔵「初亀醸造」

銘柄である初亀は「初日の出のように光輝き亀のように末永く栄える」ことを願って命名された

静岡県中部に位置する藤枝市岡部町の「初亀醸造」は1636年に「足名屋」として創業。静岡県の酒造会社の中で最も古い歴史を持つ酒蔵です。蔵を構える岡部町の朝比奈地区は、日本三大玉露の産地の一つに数えられる地域で、酒造りに適した環境が整っています。

右上：日本酒と酒粕を分けるために搾り出す上槽工程「槽搾り（ふなしぼり）」

お米の収穫が終わる10月ごろから4月まで、約半年にわたって蔵で酒造りが始まります。冬の寒い時期は空気がきれいで衛生環境が整っているのでお酒造りをするのには最適です。酒米はフルーティーでやわらかな果実香が特徴の静岡県オリジナルの清酒酵母「静岡酵母」を使用した静岡県「誉富士」と兵庫県「山田錦」の2品種。仕込み水は蔵の地下約50メートルにある井戸から汲み上げた南アルプスの湧き水を使用しており、静岡の食文化との相性を第一に考えたお酒造りを目指しています。

左から「初亀の仕込み水（非売品）」、「大吟醸純米 瓢月 720ml」（3960円） 、「純米吟醸 辛辛べっぴん 720ml」（2090円）、「特別純米 720ml」（1680円）、「瓶内二次発酵清酒 習作 05/誉富士」※今後発売予定