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2025.06.09
夏の始まりを感じる小旅行へ♪ 東京・あきる野で巡る絶景の純白紫陽花「アナベルの雪山」&話題のスポット
都心から電車で約1時間。東京・あきる野の「わんダフルネイチャーヴィレッジ」では、6月中旬から6月下旬にかけて、純白の紫陽花「アナベルの雪山」が咲き誇ります。今回は、そんな紫陽花の絶景スポットに加えて、話題のアートスポットやカフェを巡る旅へご案内。眩しいほどの白が一面に広がる光景を楽しみ、人気の古民家カフェでゆったりランチ。さらに、メルヘンな美術館でアートに触れ、ひんやりスイーツでひと休み。雨の日でも楽しめる紫陽花めぐりは、デートや気軽なお出かけにもぴったりです。
「わんダフルネイチャーヴィレッジ」で純白の幻想美にうっとり
緑あふれる古民家カフェ「POUND」でランチ
メルヘンなアートスポット「深沢小さな美術館」
「甘味茶房 見世蔵久森」でオーダーメイドのかき氷を

「わんダフルネイチャーヴィレッジ」で純白の幻想美にうっとり

緑に囲まれた小道を進むと、途中で「秋川湖」が顔し、涼やかな気持ちに
紫陽花を楽しむ1日プランは、東京サマーランドに隣接した「わんダフルネイチャーヴィレッジ」からスタート。こちらは、「愛犬と一緒にアウトドアを満喫できる」がコンセプトのアウトドア複合施設。東京ドーム約1個分のあじさいエリアでは、約60種、15000株の多彩なあじさいが咲き誇ります。 あじさいの園路はハイキングコースになっていて、花を眺めながらのんびり歩くのが心地いい♪ 歩くたびに景色が少しずつ変わり、優しい色彩が目を楽しませてくれます。

6月中旬から6月下旬にかけて見頃を迎える「アナベルの雪山」

アナベルといえば、純白の花を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ここではピンク色のアナベルも楽しめます。紅白のアナベルが並んで咲く光景は、とても華やか。ピンクのアナベルは、咲き始めは濃いピンクで、徐々に淡くなりながらグリーンがかった色へと変化するのだとか。紅白のアナベルは、ただ美しいだけでなく、旅の記憶に深く刻まれます。
東京サマーランド
トウキョウサマーランド
https://www.wnv.tokyo/intro/hiking/ajisai
入園料おとな(中学生以上)850円、こども(小学生)無料、南沢あじさい共通券1000円

緑あふれる古民家カフェ「POUND」でランチ

「わんダフルネイチャーヴィレッジ」から少し離れ、あきる野市の西部へ。秋川渓谷を中心に豊かな自然が広がる、戸倉エリアにやってきました。 「POUND」は、築80年以上の古民家をリノベーションした趣あるカフェ。こちらは、疲れた心をそっと解きほぐしてくれるような、すてきな隠れ家です。 エントランスを入ると、ナチュラルガーデンがお出迎え。小径を進むと、緑と白がやわらかく溶け合う、美しいグラデーションが広がります。その景色に心が弾み、思わずワクワク。


「ガパオライス」ドリンク付きのランチセット(1480円)
ランチのおすすめは、本場タイの味を再現した「ガパオライス」。添えられるお野菜は、あきる野の隣にある日の出町の農家さんで買い付けたもの。鶏ひき肉は地元精肉店から仕入れた、厳選素材を使用しています。 口へ運ぶと、程よいピリッとした辛さがアクセントとなり、ご飯と絡めると絶妙なバランスに。目玉焼きのとろみが加わることで、より深い味わいが楽しめます。

「カフェラテ」ホット/アイス(680円)はリクエストもOK

アーティスト森島花さんによる、「東京戸倉和紙」の作品が並ぶ
旅のお土産に、POUNDに置かれている「東京戸倉和紙」のコースターはいかが? あきる野に自生するコウゾを使った「東京戸倉和紙」は、一枚ごとに微妙な表情の違いがあり、量産品にはない個性があります。 和紙というと繊細なイメージがありますが、このコースターは耐久性が高く、水にも強いのが特徴。シンプルながら洗練されていて、どんな器にも馴染むすてきなアイテムですよ。
POUND
パウンド

メルヘンなアートスポット「深沢小さな美術館」

お腹がいっぱいになったら、SNSで話題のアートスポットへ向かいましょう。 JR武蔵五日市駅から車で約10分。「深沢小さな美術館」は、造形作家の友永詔三さんが手がけた美術館。道すがら、木々の間や道端、家の軒先から、森の妖精「ZiZi(ジィージィー)」がそっと顔をのぞかせ、訪れる人を見守ります。 建物は、友永さん自らが手を加え、江戸時代の古民家をリノベーションしたもの。古き良き風合いに、アートが溶け込むように作られており、ファンタジーな異世界へ迷い込んだような気持ちに。


奥へ進むと、鯉がゆったりと泳ぐテラスへたどり着きます。水面に柔らかな光がゆらめき、時折鯉が波紋を描きながらすべるように動く様子は、とても幻想的。ここに座っているだけで、時間がゆっくりと流れ、日常の喧騒が遠のいていくような感覚になります。
「深沢小さな美術館」の詳細はこちら
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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