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2025.08.06
夏の疲れをゆるめる旅へ。箱根で冷やし温泉&冷やしスイーツを楽しむ日帰りプラン
いよいよ夏本番。避暑地としても人気の温泉地・箱根では、今しか味わえない「冷やし温泉&冷やしスイーツ」企画がさまざまな場所で開催中。ぬるめの温泉にじんわりと癒され、箱根らしい自然に包まれながら話題のアートスポットを楽しみ、冷たいスイーツでほっとひと息……。日帰りでも満喫できる、夏の箱根旅プランをご紹介します。
江戸時代から続く「甘酒茶屋」でクールダウン
ぬる湯で癒やされ、山里ランチでほっこり「箱根湯寮」
自然の中でアートに触れ、冷やし足湯でケア「彫刻の森美術館」
ティラミスとお土産で旅の余韻を「芦ノ湖テラス」
江戸時代から続く「甘酒茶屋」でクールダウン

風に揺れる「甘酒」の旗を目印に
旅の第一歩は、江戸時代の面影が色濃く残る“箱根旧街道”沿いの「甘酒茶屋」から。 創業は古く、今から400年以上も前の1618年。徳川幕府が箱根関所を設けた頃に誕生し、旅人たちが峠越えの疲れを癒すために立ち寄った茶屋として知られています。

店内は日本昔ばなしの世界

「つぶつぶいちごのかき氷」(1000円)、「冷やし甘酒」(500円)※いずれも夏季限定
「甘酒茶屋」といえば、江戸時代から変わらぬ製法でつくる「甘酒」が有名ですが、夏の時期は、自家製シロップのかき氷もおいしいと評判です。 一番人気のいちご味は、果肉たっぷりでジューシー。ひと口ほおばると、フルーティーなシロップとふわふわ氷が溶けあって、甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。 そして、名物の「甘酒」も、夏は“冷やし”か“温かい”か選べるように。米麹と米と塩だけで仕込まれた、砂糖不使用・ノンアルコールの甘酒は、さらりとした口当たり。夏の疲れた体に染み入る、ほっこり優しい味わいです。
「甘酒茶屋」の詳細はこちら
甘酒茶屋
アマザケチャヤ
ぬる湯で癒やされ、山里ランチでほっこり「箱根湯寮」

箱根湯寮の入り口
冷たい甘味でひと息ついたら、次は体をほぐす番。箱根湯本駅から3分の場所にある、日帰り温泉「箱根湯寮」へ向かいます。 コンセプトは「古民家風の里山温泉」。門構えは、まるで山里の宿に迷い込んだような風情たっぷり。一歩足を踏み入れると、日常から切り離れた静けさが漂います。

約36度に設定された内湯。※入浴料金は大人(中学生以上)平日1700円、土休日2000円 、小学生1000円 ※夏期シーズンは休日料金の適用となります。

沖縄のフルーツマエストロとコラボした限定ドリンク「すももソーダ」(650円)
湯上り後の喉を潤すのは、沖縄県北部産すももを使った「すももソーダ」。すもものうま味がぎゅっと詰まった一杯には、血流を促しながら疲労回復をサポートしてくれる、カリウムやクエン酸などがたっぷり。すももの爽やかな酸味とサイダーのシュワシュワ感がたまりません。

「八里御膳」(2200円)、「山女魚の炭火焼」1本(1100円)
お次は、敷地内にある「囲炉裏茶寮 八里(はちり)」でランチタイム。炭火焼き料理が自慢のこちらで、「山女魚の炭火焼」と「八里御膳」をいただきましょう。 「八里御膳」は、見た目も味も、山里らしいおもてなしの心が込められた逸品。刺身は艶やか、天ぷらはサクッと軽やか。茶碗蒸しの出汁がふわりと香り、思わず迷い箸ししてしまいそう。お漬物や煮物もおいしくて、ご飯が進みます。

炭火で丁寧に焼かれるため、頭から尻尾まで余すところなく食べられる
「箱根湯寮」の詳細はこちら
箱根湯寮
ハコネユリョウ
神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤4
自然の中でアートに触れ、冷やし足湯でケア「彫刻の森美術館」

ニキ・ド・サンファールの「ミス・ブラック・パワー」
お腹がいっぱいになったら、箱根の自然とアートが融合する「彫刻の森美術館」へ向かいます。ここは、国内外の彫刻作品が点在する、日本初の野外美術館。広大な敷地には、約120点の野外彫刻作品が点在し、歩くたび新しい出会いが待っています。 青々とした芝生の上で、ひときわ目を引くのが、巨大な女性像の「ミス・ブラック・パワー」。ポップで自由な彫刻に、思わずにっこり。

ガブリエル・ロアールによる「幸せをよぶシンフォニー彫刻

足湯のベンチは15種類の天然石が使われ、足元からアートを感じる設計
そして、歩き疲れた足を癒やすのは、すぐ近くにある「森の足湯」。全長28mの源泉かけ流しの足湯は、夏季限定で約38度に温度調整されます。 鳥のさえずり、沢の音、風の匂い……。自然のBGMに包まれながら、ぬるい足湯でじんわり癒されるひとときは、まさに“森のスパ”。
「彫刻の森美術館」の詳細はこちら
彫刻の森美術館
チョウコクノモリビジュツカン
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安藤美紀
Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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