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2025.10.26
モチモチ白玉と旬のフルーツの組み合わせが人気♪ 下町・向島にあるあんこのカフェ「まんまる」
東京スカイツリーや浅草にも近く、昔ながらの商店街や工房が残る下町・向島。この街にあるのが、伝統的な和菓子の素材であるあんこや白玉を大切にしながらも、新しい楽しみ方を提案する「まんまる」です。そのかわいらしい見た目は、SNSでも注目され高い人気を得ています。作り立てにこだわり、一品一品ていねいに作られたオリジナルメニューを食べに出かけてみませんか。
下町・向島にあるモダンな和菓子処

入口左手にはテイクアウト用の小窓があり、気軽に注文できる
東武とうきょうスカイツリー駅から徒歩約4分。言問通りから少し路地を入ったところに、あんこのカフェ「まんまる」はあります。コンクリートの打ちっぱなし風の外観は、和菓子を扱う店というよりどこかモダンな印象で、どんな店なのか期待が高まります。
落ち着いた雰囲気の店内には小上りも

すっきりとモダンな店内は座席をゆったりと配置
店内はコンクリートの壁に木のぬくもりが感じられるテーブル、ブラックベースの椅子が配され、大きな窓からは緑が見えて、リラックスできる雰囲気。奥には靴を脱いで過ごせる小上りもあります。

店名に合わせて、板間の小上りはテーブルもクッションもまんまる
見た目もかわいい季節のフルーツと白玉の組み合わせ

ぶどうの果汁をしみこませた白玉は、ほんのり緑色
こちらでぜひ食べてみたいのが、オリジナルの細長い器に季節のフルーツと白玉を交互に並べた一品です。訪れた日はシャインマスカットの季節で、グリーンと白のコントラストが美しい「ひんやりぶどう白玉」(770円)がメニューに。整列したシャインマスカットと白玉は、思わず写真を撮りたくなるかわいさです。 熊本産の白玉粉を使った白玉は柔らかすぎず硬すぎず、モチモチしていくつでも食べられそう。ていねいに炊いた自家製あんと白蜜も付くので、味変を楽しむこともできますよ。
季節ごとにぶどうや栗、イチゴ、みかん、メロンなど、旬のフルーツが登場するので、何度訪れても新しい発見がありそうです。
オリジナルドリンクにも注目
スイーツメニューに合わせるドリンクは、同系色で揃えるのがお客さんの間で流行だそう。そのため、シャインマスカットには富士山型のグラスで提供される「抹茶ラテ」(660円)が人気。有機栽培の宇治抹茶とたっぷり入れたミルクが、きれいな2層を作り出しています。お好みで黒蜜を入れてどうぞ。

「白玉ソーダ ゆず」は通年味わえる爽やかなドリンク
このほか、徳島産のゆずを使ったソーダにゆずシャーベットと茹でたての白玉をトッピングした「白玉ソーダ ゆず」(690円)や、黒糖がやさしい味わいの「きなこたっぷりマキアート」(690円)など、試してみたくなるメニューが揃います。
定番のあんこメニューも外せません

江戸時代、この界隈は小梅村と呼ばれていたことが梅型の由来
「あんバターもなか」(400円)は小梅の形をした皮にたっぷり詰まったあんの甘みとバターの塩味のコントラストが絶妙な一品。高台(こうだい)付きの器に載ったもなかはどこか誇らしげ。もなかに限らず店の器は有田焼の窯にオーダーしたオリジナルです。

たい焼きはプレーン以外にチーズ入りや季節限定など数種類がある
「まんまる」というかわいらしい店名は、近所の子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんでもわかりやすい名前にしたかったからだそう。もちもちの皮と濃厚なあんが大人気の「まんまるたい焼き」は、子どもが気軽に買えるようテイクアウトなら150円というお手頃価格です。 このほか栗や抹茶、さくらなど季節限定のたい焼きも登場します。
老舗の和菓子店が多い向島エリア。それでも若い人たちにもっと気軽に和菓子を食べてもらいたい、あんこに親しんでもらいたいという思いでオープンしたという「まんまる」。 地元に根差した店には、今日もご近所さんの「たい焼きください♪」の声が響いています。

まんまる
マンマル
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文:末武千恵(オフィス・ポストイット)/写真:古本麻由未
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