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2026.01.06
京都・平安神宮近くの「京うどん生蕎麦 おかきた」で、おだしの香る京うどんを♪
底冷えの厳しい京都の冬。温かいものが恋しくなる季節がやってきました。平安神宮近くの「京うどん生蕎麦 おかきた」は、ランチタイムには行列ができるうどんの名店です。その人気の秘密は、雑味のない香り高いおだしと、京都ならではのメニュー。温かいおうどんを食べて、身も心もぽかぽかになりませんか。
岡崎の町とともに歩んで80年以上
昭和初期の町家を改装。格子や虫籠窓が残る
「京うどん生蕎麦 おかきた」へは、京都駅から市バスで約35分の岡崎公園 動物園前で下車。岡崎通を北へ向かいすぐです。 おかきたの初代がここに店を構えたのは、1940(昭和15)年のことでした。それから85年以上がたち、今は3代目の北村正樹さんが店を守ります。
こだわりは、やさしく、あたたかみのある一杯
椅子は木と竹を組み合わせた職人のお手製
町家を改装した店内はスタイリッシュな設え。木のぬくもりが感じられるテーブルや椅子、そして壁は、贅沢で優美な秋草模様の唐紙で飾られています。 「味の決め手は一子相伝のだしです。利尻昆布とウルメ、メジカ、サバの削り節使い、まろやかな軟水でだしをひきます」と北村さん。初代と2代目が50年以上かけて仕上げた伝統を守り、吟味を重ね、今も新たな探求を続けているそうです。
唐紙は江戸時代から使用されている版木で刷り上げたもの
京うどんの命は、麺、だし、具のバランス
テレビで紹介され一躍有名になった「天とじ」1750円
「お口の中で喧嘩せず」は、おいしい一杯をつくるためのおまじないだそう。おかきたでは、口当たりのやわらかい細めの自家製麺が使われており、麺が主張しすぎず、だしや具とよく絡むことが大切なポイントなのだとか。 そのことがよく味わえるのが、初めてお店を訪れる方のほとんどが注文するという「天とじ」。うどんは、注文を受けてから10~15分ゆがき、卵でとじ、おだしのおいしさをたっぷりまといます。手開きした天然ものの海老はぷりぷりの食感です。
「たぬき」1070円。たっぷりのおろし生姜で体もぽかぽか
京うどんで、よく話題になるのが「たぬき」。東京で「たぬき」といえば揚げ玉(天かす)ののったうどん、大阪の「たぬき」は大きな甘い油揚げがのったそばをさします。 一方、京都で「たぬき」というと、甘く炊いて刻んだ油揚げと九条ネギを散らしたあんかけうどん。あんが麺と具を仲良くまとめあげ、一杯食べればおなかもいっぱい、あたたかさが心に染み入るおいしさです。
京都のご当地丼・衣笠丼も
「衣笠丼」1230円。生湯葉入りの赤だしが付く
うどんや蕎麦だけでなく、丼ものも味わえるおかきた。「衣笠丼」は、平安時代の天皇が真夏に「雪を見たい」と仰せになり、白い布で山を覆い雪に見立てた話にちなんだ丼です。 刻んだ油揚げとネギを卵でとじご飯にのせた様子が、緑の山に白布をかけた衣笠山に似ていることから名付けられたといわれています。 ところがおかきたの衣笠丼は、それとは異なる珍しいタイプ。おだしで油揚げとネギを炊きご飯にのせ、お鍋に残っただしで改めて卵をとじます。つまり、ご飯と卵の間に具材が挟まれる形になります。
お口のなかで、ご飯と具材が心地よくなじむ
体も心もぽかぽかに暖かくにしてくれる、おかきたのおうどん。近くの平安神宮や美術館の行き帰りに立ち寄って、冬の京都をあちこちめぐってみませんか?
京うどん生蕎麦 おかきた
キョウウドン キソバ オカキタ
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文:戸塚江里子(らくたび) 撮影:小川康貴
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