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2014.01.15
ここでしか見られない、希少価値の高いカバンが勢ぞろい 「世界のカバン博物館」
世界中から集められた約550点のカバンが所蔵された博物館。カバンの歴史や文化を、肌で感じることができます。
世界五大陸、50カ国以上から集められたカバン
都営地下鉄浅草線の浅草駅A1出口から出るのが一番近く、その他、東京メトロ銀座線・浅草駅2番出口、都営地下鉄大江戸線・蔵前駅A5出口から出ても、徒歩約5分で「世界のカバン博物館」に着きます。 エース株式会社の建物に入って、エレベーターで7階に行くと、そこはカバンの展示フロアになっています。50カ国以上から集められて所蔵してある約550点のうち、約270点が展示されているのだとか。フロア全体は照明が落としてあり、カバンにスポットが当たっていて、なんとなく夜間飛行中の飛行機内にいるような気分になります。
カバンの豆知識が色々
まず、色々な素材でカバンが作られていることが分かるように、牛革、羊革、豚革、ワニ革、ハラコ、ナイロンなどの素材を触ってみることができます。その他、「良いバッグの見極め方」「バッグを長持ちさせるコツ」「バッグの汚れの落とし方」など、豆知識を教えてくれるコーナーもあって、思わずメモしてしまうかも。
贅沢なビクトリア調の逸品
1880年代、貴族しか旅行に行かなかった時代、ヨーロッパでスーツケースは「ポート・マントウ」(外套を運ぶの意)と呼ばれていたそうです。最高級のブライドルレザーが使われていて、今見てもすごく素敵。カバンの後ろには、その時代の港の絵が飾られていて、当時の雰囲気が分かります。
時代と共に変化してきたカバンの「役割」
ヨーロッパのカバンとはガラリと変わるアメリカのカバン。アメリカでは、自動車・航空機産業が発達し、航空機の旅行に適したアルミニウム合金のカバンが作られ始めました。今で言う「スーツケース」の原型。当時は、かなり革新的だったようです。 思えば、一般の人たちが自由に海外旅行に行き始めたのは、長い歴史から見ると、ほんのつい最近のこと。なので、昔のヨーロッパの旅行カバンは、貴族専用でゴージャスなものばかり。現代に近付くにつれ、自分で旅行カバンを持ち運びする一般人用にキャスター付きになったりして、どんどん実用的になっていったのですね。 フロアを一周して全部見終わったとき、短時間で色々な時代、色々な国へ旅行に行った気分になるかもしれません。
世界のカバン博物館
セカイノカバンハクブツカン
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