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2014.04.09
まるで芸術品のような美しさ。江戸時代から野菜の砂糖漬けを作り続ける、和菓子店「向じま 梅鉢屋」
「向じま 梅鉢店」は、江戸時代から続く技法で野菜の砂糖漬けを作り続けている、日本で唯一の和菓子屋です。野菜の形を残した芸術品のようなお菓子は、手土産にぴったりです♪

江戸時代から変わらぬ技法で作っています

東武亀戸線の小村井駅から徒歩10分。 駅名だけ聞くとあまり聞きなれない場所ですが、イーストトーキョーエリアとして人気が集まっている、墨田区の八広という場所にあります。 店内は純和風で、奥には日本庭園が眺められる茶寮もある落ち着いた空間です。こちらは江戸時代からまったく変わらぬ技法で、野菜の砂糖漬けをつくり続ける日本で唯一のお店。 野菜の砂糖漬けは、江戸時代に長期保存を目的に考えられたとされる和菓子で、当時は砂糖はとても貴重であったため、ごくごく一部の人しか食べられない和菓子でした。 作り方は、野菜を切り、一度、茹でて柔らかくさせ、糖蜜と呼ばれる、いわゆるガムシロップで煮込み、取り出して冷やし、味を浸透させるという工程を2日~1週間もかけて何度も、根気良く繰り返していきます。 野菜の種類によってはもちろん、同じ野菜でも、水分量や季節によって、浸透具合が違うため、職人の感覚が物を言います。 店主であり、職人である、丸山壮伊知さんは、この道約30年。ご自身の父や祖父という師匠から技を受け継ぎ、たったひとりで、丁寧に作っています。"

野菜のほのかな風味を楽しんで

丸山さんに「和菓子はあくまでお茶が主役。和菓子はお茶の引き立て役なんですよ」との伺い、併設の茶寮で「抹茶 お菓子付き」648円をいただきました。 野菜の種類は季節ごとに変わるそうで、この日はゴーヤ、大根、レンコン、太にんじんに、夏みかんも加わり6種類。 最初に特に気になったゴーヤを食べてみると、苦味を絶妙にほんの少しだけ残し、全体的にはとってもやさしい砂糖の甘みで包まれています。 続いて大根を食べてみると、砂糖で薄くコーティングされた外側の中身は、まるで切りたての大根のようなみずみずしさ。さらに後から大根の風味がほんのり感じられます。この繊細な味をゆっくりと時間をかけて味わい、抹茶を飲むと苦味がおいしく感じられます。

手土産に人気の9種類入りの野菜菓子

こちらはお持ち帰り用の「野菜菓子9種」1296円を並べた写真です。 ごぼう、にんじん、小ナス、れんこん、しょうが、しいたけ、ふき、ごーや、なつみかん入りで、季節によって味は変わります。 お持ち帰り用の中身の種類は7種、10種、12種から選ぶことができ、少人数から大人数用まで用途に合わせて選べます。 とっても繊細な味わいがする、野菜の砂糖漬け。プライベートでも、仕事でも、こんな粋な贈り物をしたら、きっと喜んでもらえるはず。

向じま 梅鉢屋
ムコウジマ ウメバチヤ
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