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2014.08.04
新しい形の芸術祭「札幌国際芸術祭2014」がこの夏からスタート
7月19日(金)~9月28日(日)までの72日間にわたって開催される札幌初の国際的なアートフェスティバル、札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festibal 2014、略称SIAF2014)。約2か月間、札幌の街がアートで埋め尽くされます。 (メイン写真は【札幌芸術の森美術館】企画展示「都市と自然」/中谷 芙二子《FOGSCAPE #47412》2014)
開催テーマは「都市と自然」

【モエレ沼公園ガラスのピラミッド「HIDAMARI」】坂本龍一+真鍋大度 「センシング・ストリームズ ー 不可視、不可聴」
札幌国際芸術祭の今回のテーマは「都市と自然」。「都市」の魅力と「自然」の豊かさを併せ持つ札幌を、暮らしや文化をアートの視点から見つめて自然と都市との共生のあり方を探ることが、今回の目的の一つです。世界的に有名なアーティストである坂本龍一氏がゲストディレクターに就任し、市内各所で展開するアートプログラムを総合的に監修。美術館、公園、歴史的建造物、公共空間など、札幌の街を舞台に、世界で活躍する現代アーティストたちが参加。現代アートを中心に、音楽やパフォーミングアーツ、メディアアーツなどさまざまなプログラムが催されています。

【札幌市資料館】YCAM InterLab + 五十嵐 淳「コロガル公園 in ネイチャー supported by 札幌丸井三越」
街なかの移動中や観光途中でも無料でアートに触れられます

【札幌駅地下歩行空間(チ・カ・ホ)】「ブラインド・ブック・マーケット」
札幌駅から大通駅に繋がる札幌駅地下歩行空間(別名チ・カ・ホ)では、複数のアーティストによる作品を展示。この空間に合った特別展示「センシング・ストリームズ」は、自然や都市におけるさまざまな情報の流れをアートとして感知し、可視化・可聴化していく作品で構成されています。また、上映・トーク・ライブなどのさまざまな市民参加型プロジェクト「ART×LIFE(アートバイライフ)」も開催されています。 大通駅からバスセンター駅までの札幌大通地下ギャラリー500m美術館では北海道ゆかりのアーティストたちが表現する「時の座標軸」を展示しています。ほかにもモエレ沼公園や札幌市資料館、北海道庁赤れんが庁舎などでも北海道の文化や風土を学ぶ展示やサウンドプロジェクトが開催されています。観光途中に足を運んで、北海道の新しい魅力を発見しましょう。

【札幌大通地下ギャラリー500m美術館】「都市と自然」ー「時の座標軸」
もっと芸術祭を楽しみたい人にはここもオススメ

【北海道立近代美術館】スボード・グプタ《ライン・オブ・コントロール》2008 Courtesy of the Artist and Arario Gallery
もっとアートに触れたい人は中心部から少し外れた会場にも行ってみましょう。札幌芸術の森美術館や北海道立近代美術館などでは、芸術祭の中核となる現代アート展を開催しています。国内外のアーティストの作品によって、北海道と日本の近代化の歩みと自然環境を振り返りながら、今後の北海道の自然、都市のあり方、暮らしなどを再考します。また、さっぽろ芸術文化の館ニトリ文化ホールでは一流クリエイターたちがコラボレーションをするパフォーマンスライブが公演されます。なかなか見られない共演なのでこの機会にぜひ! ●札幌芸術の森美術館 [所]札幌市南区芸術の森2-75 [料金]一般1100円、大学生800円、高校生500円 ●北海道立近代美術館 [所]札幌市中央区北1条西17丁目 [料金]一般1100円、大学生800円、高校生500円 ※2つの施設の共通チケットは一般1800円、大学生1300円、高校生800円 視覚と聴覚を使って楽しむことのできる札幌国際芸術祭。今年はアートを通じて札幌のグリーンシーズンを満喫してはいかがでしょうか?

【北海道立近代美術館】岡部昌生 YUBARI MATRIX 1992-2014 2014年

札幌国際芸術祭2014
サッポロコクサイゲイジュツサイ2014
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東海林茉由
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