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2014.08.25
話題のスポット「宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)」が、東京ドームシティにオープン♪
今年2014年7月8日に東京ドームシティに「宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)」が誕生しました。オープン以来、チケットの売り切れが続出するほどの人気スポットで、大人も本気で遊べると話題になっています。その人気の秘密を探るべく、おじゃましてきました♪
東京ドームシティ内「黄色いビル」の6階にあります
「宇宙ミュージアム TeNQ(ルビ:テンキュー)」は、水道橋駅西口を出てすぐ正面に見える、東京ドームシティ敷地内「黄色いビル」の中にあります。 エレベーターで6階まで上がり、扉が開くと、そこはすでにちょっとした宇宙空間。白を基調にした近未来的なチケット売り場が広がり、エントランス部分の電気の傘がUFOのカタチになっていたりと、さりげなく日常の世界から宇宙空間へと誘ってくれます。 まずは入館指定時間を選び、チケット1800円(一般)を購入しますが、オープン以来連日多くの来場者が詰めかけているため、時間帯によってはチケットが売り切れてしまっていることも。そのため、事前に予約をしてから訪れるのがおすすめです。(詳しくはTeNQ公式サイトを参照)
宇宙遊泳気分に浸れる「シアター宙(ルビ:そら)」
入館指定時間になったら、暗~いトンネルをくぐり、いざ出発です。 まずは「はじまりの部屋」で、古代から現代に至るまで、人々が宇宙に対してどんな想いを持ち、どんな憧れを持ってきたかを、プロジェクション・マッピングの技術を使った、約5分間の映像で確認します。 そして、施設の目玉である「シアター宙(ルビ:そら)」と呼ばれる真っ暗な部屋へ。足を踏み入れると、部屋の中央に直径11メートルの丸い穴があり、その穴がスクリーンになっていて、足元に大迫力の映像が流れます。 約10分間続くその映像では、自分が宇宙へと飛び出し、浮遊するように地球を始め、デコボコの月やメラメラと燃える太陽など、あちこちの惑星を訪れるような体験ができて、興奮! 映像があまりにもリアルで美しく、臨場感があるので、時々ひょっとして床が動いている…? と錯覚するほどです。
太陽系探査の最先端の研究がココに!
神秘的な宇宙の世界を体験したら、今度は現在の宇宙研究の最先端がわかるエリア「サイエンス」へ。 こちらには、東京大学の研究拠点のひとつ「東京大学総合研究博物館」と連携して開設された、太陽系博物学寄附研究部門の研究室分室「リサーチセンター」があり、実際に研究者たちが研究している様子がガラス越しに見られます。これはスゴイ! 『Science』や『Nature』など、科学専門誌に論文が多数掲載されている宮本英昭准教授が中心となって運営されており、研究の素材として「Jaxa」から提供された地球の観測映像や、現在進行系で宇宙を旅する「NASA」の太陽系探査機から届いた最新映像をすぐに公開しているというから驚きです。 さらに、火星の地上がどうなっているのか、超リアルなパノラマ映像を見たり、本物の火星の破片を触ることもできるコーナーもあって、わくわくします。
楽しみながら宇宙の知識が深められます
こちらは、まるで遊園地のようににぎやかな部屋「イマジネーション」。とにかくたくさんのコンテンツが楽しめます。 例えば、真ん丸な球体ロボット「Sphero」を操作して、小さな穴へ入れロケットの打ち上げ(映像)を目指す「アストロボール」や、夜空や月などを描いた有名な日本画や西洋画が並ぶ「宇宙ギャラリー」、学校机や犬小屋、さらには写真のような宇宙人が座っているベンチなど、さまざまなイスに座って宇宙映像を眺められる「眺めルーム」があったりと、どれも遊び心あふれています。 この部屋は撮影OKなので、宇宙人との記念撮影も楽しいですよ。
リアルな宇宙旅行の今がわかる企画展も開催中
3~4ヶ月に一度、宇宙に関するタイムリーなトピックスを紹介していく企画展も行っています。9月30日(火)までは「宇宙旅行でジャンプ!!~TeNQ式宇宙旅行展~」を開催中です。 この展示では、民間の宇宙旅行についてかなり具体的に紹介。どんな機体に乗り、地球からどれぐらい離れた場所へ行くのか、滞在時間、費用など、気になる情報がとてもわかりやすくまとめられています。これを見れば「本当に宇宙旅行はすぐそこまでやってきているんだ」と実感させられます。 最後は全長15mの壁に、宇宙に関わる名言が格言などが浮かんでは消えていく「つながる場所」を通り、日常の世界へ。外へ出たら「TeNQ宇宙ストア」で宇宙グッズをお土産にして、余韻に浸ってみては? ここへ来れば、なんだかワクワクドキドキ。今まで遠かった宇宙の存在が、きっと身近に感じられるはずです。
宇宙ミュージアム TeNQ
うちゅうミュージアムテンキュー
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上浦未来
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