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2014.11.25
ことりっぷツアー「舟遊びと宇治さんぽ」
“もっと憧れの京都に触れたい”“皆んなの知らない京都を体感したい”。そんな声を受けて、ことりっぷオリジナルのツアーを2014年10月18日に開催しました。京都在住人気ガイドとめぐる「舟遊びと宇治さんぽ」、そして「憧れの祇園あそび」のレポートをお届けします。まずは、秋晴れの気持ち良い日となったお昼の宇治ツアーからご紹介します。
世界遺産の宇治上神社から朝霧橋・中之島へ

宇治上神社の参道を歩き向かいます
午前11時30分、京阪電車宇治駅からスタートしました。参加者の皆さんから“楽しみにしていました”など、嬉しい言葉をいただきながら宇治橋から宇治川東岸を歩きます。 今回のガイドを務めたのは、大学や各種文化講座の京都学講師、イベントの講演などで活躍する、若村亮さんです。京都好きが高じて歴史などにも詳しい人気ガイドの若村さんに世界遺産の「宇治上神社」を案内されながら、非日常を感じる宇治神社の通り抜けます。 そして、朝霧橋のたもとにある「浮舟と匂宮のモニュメント」前で、源氏物語・宇治十帖の内容などを聞き、撮影タイムも楽しんだ後は、お昼ご飯をいただくために舟へ向かいます。
宇治川を遊覧する舟でお弁当ランチをゆったり味わいました

中之島と平等院を結ぶ橋をくぐりゆらゆら舟遊びです
今回のツアーは、宇治川の遊覧船でのお昼ごはんも楽しみの一つでした。春の桜、初夏の新緑、夏の鵜飼、秋の紅葉、冬は凛とした空気を感じられるという四季折々の風情がある舟でいただくのは、老舗京料理店「辰巳屋」の人気メニュー宇治丸弁当です。 約170年前に茶問屋として発祥し、約100年前からは和食店となり今は抹茶料理も評判のお店。豪華な2段弁当の蓋を開けた瞬間に笑顔がこぼれ、“京都らしいね”という声もあがります。船頭さんがゆったりと漕ぐ舟に揺られるお昼のひととき。宇治川からの眺めとともに、60分ほどの心がゆるむ時間を過ごしました。 ○ 京・宇治 抹茶料理 辰巳屋 [所]宇治市宇治塔の川3-7 [電話]0774-21-3131 [時間]11:00~14:30、16:30~20:00 [休み]水曜不定休 [HP]http://www.uji-tatsumiya.co.jp/

紅葉の形をした生麩や柿に見立てた鶉卵はまさに秋を表現したアートな一品です。出し巻き卵など、季節と京都らしさを感じる宇治丸弁当を味わいました
平成の修理を終えた鳳凰堂と鳳翔館で平等院の魅力を堪能

わかりやすいのが嬉しい若村さんの説明です
お弁当ランチの後は、3分ほど歩き二つ目の世界遺産「平等院」へ行きました。平成24年秋から修理に入り、2年経ってようやく今年4月1日から拝観を再開した鳳凰堂を楽しみに正門から入ります。 当時の色を再現したお堂が見えてきたことにワクワクしながら、平安時代の浄土庭園を再現した庭を通り、阿字池から鳳凰堂を眺めます。歴史や鳳凰堂内の阿弥陀如来坐像についてなど、一般拝観では聞けない若村さんの説明を受けた後は、ツアー最後の見どころ鳳凰堂南側の鳳翔館へ向かいます。 「姿の平等院鐘」と言われる梵鐘、一対の鳳凰、木造雲中供養菩薩像と、国宝を中心に展覧します。今回、神戸や広島、東京からお越しいただいた参加者の皆さんとともに約3時間の宇治ツアーを無事終えることができたのが、午後2時30分ごろ。最後に記念品をお渡しし、後はお好きなように宇治茶や抹茶スイーツを楽しむ時間ということで解散。参加者の皆さんは平等院門前の参道へ繰り出していきました。 ○ 平等院 [所]宇治市宇治蓮華116 [電話]0774-21-2861 [時間]8:30~17:15、平等院ミュージアム鳳翔館9:00~16:45 [HP]http://www.byodoin.or.jp
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土井淑子
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