石畳のアプローチから日本家屋の中へ

靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて店内に入ります

中伊豆の玄関口、函南町仁田。伊豆仁田駅を降りて少し歩くと、irodoriの黒い門が見えてきます。門をくぐり、季節の花に彩られた石畳のアプローチを進んだ先にあるのは、築80年の風格ある日本家屋。まるで高級料亭のような佇まいですが、ここは人気のケーキカフェです。 以前は日本料理店だったというこの建物。irodoriの店名は、当時のお店から引き継いだものだそうですが、四季折々の花で彩られるお庭にぴったりです。

季節のフルーツを使った、贅沢なケーキやパイ

見た目はシンプルながら、手が込んでいるスイーツの数々

irodoriでは定番商品のほか、お客さんがいつ訪れても楽しんでもらえるようにと、メロン、ピーチ、巨峰など、季節のフルーツを使ったケーキやパイを用意。玄関の奥にあるショーケースには、8～10種類のケーキやパイが並んでいます。 取材当日は秋限定メニューの｢マロンのショートケーキ｣（780円）をいただきました。ケーキは大き目で食べ応え十分。栗の甘さと洋酒の香りがマッチした少し大人の味です。これからの季節は「ストロベリーショートケーキ （780円）が人気だそうですよ。 ケーキはテイクアウトすることもできますが、できれば、ゆっくりとカフェで味わうことをおすすめします。特に看板メニューのショートケーキは、クリームとスポンジケーキが口の中で溶けてしまうほど柔らかいので、ふわふわの食感をその場で味わうのがベストです。

旅の途中で立ち寄りたい

フランス製アンティークソファは特等席

｢カフェで本でも読んで、ゆっくりして行って欲しい」と話す、オーナーパティシエの浅賀さん。重厚感のあるフランスアンティークのソファやテーブル、モダンアートが配された和洋折衷なインテリアのカフェスペースは、不思議と落ち着く空間です。 お店がある伊豆仁田駅はローカル線の小さな駅ですが、このお店はわざわざ立ち寄る価値大。旅の途中で立ち寄って、おいしいケーキをいただきながら読書したり、手紙を書いたりと、贅沢な時間が過ごせます。 また、店内ではお持ち帰り用の焼き菓子やゼリーなども数種類用意されています。シックなパッケージデザインがステキな焼き菓子の詰め合わせは、おみやげにぴったりですよ。