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2015.01.30
世界各国のカカオ豆それぞれの風味を生かした、個性豊かなチョコレートが味わえる「ミニマル」
渋谷区富ヶ谷にある「Minimal(ミニマル)」は、世界各国からカカオ豆を輸入し、カカオ豆が本来持つ風味や味わいを最大限に活かしたチョコレートを作る専門店です。カカオの違いでどんな違いがあるのか、いくつかのチョコレートを実際に味わってきました。
店内はチョコレートの甘い香りに包まれています
代々木八幡駅から徒歩6分。八幡口を出て階段を上り、歩道橋を超えた山の手通り沿いに「ミニマル」はあります。中へ入ると、チョコレートの甘~い香りが濃密に漂い、幸せな気分になります。 こちらのお店は、昨年12月にオープンしたばかりの“Bean to Bar Chocolate”スタイルのチョコレート専門店。世界中からカカオ豆を仕入れ、それぞれの特徴を活かしたチョコレートをイチから手作りしています。店内奥にはチョコレート工房が併設されているので、その様子を窓越しに見ることもできます。
仕入れたカカオ豆は、店内に置かれています
看板メニューは個性あふれる板チョコです
お店の看板メニューは、オリジナルのチョコレートをプリントしたパッケージがおしゃれな板チョコです。こちらで作るチョコレートは、カカオ豆が持つ個性を最大限活かすため、カカオ豆のほかに加えるのは、砂糖のみ。 いちばん人気のハイチ産カカオ豆を深めにローストし、コンチングと言われる豆のすり潰し作業を粗めにした「NUTTY」(1000円)を食べてみると、まるでナッツが入っているような、カカオ豆のザクザクとした食感に加え、まるで洋酒のような華やかな香りが鼻を抜けていきます。 また、女性に人気が高い、ベトナム産のカカオを68%使用した「FRUTY」(1200円)は、ブルーベリーのような果実の香りや食感がカカオ豆から感じられ、「本当にカカオ豆と砂糖だけで作られているの?」と思うほどです。 そのほか、南米の危険地域にも足を踏み入れ、最高のカカオ豆を求める、カカオハンター小方真弓さんから直接仕入れて作る、レーズンのような味わいの「PRIMITIVE」(1300円)など、今までのチョコレートのイメージを覆す、個性豊かなチョコレートが全8種類がそろっています。
ホットチョコレートで温まりましょう
「Chocolate Drink/NUTTY(Hot)」(650円)は、カカオ豆を飲料用に砕いた、飲んで味わえる濃厚なチョコレートドリンク。オリジナルのチョコレートフレイクに、牛乳と湯を少しだけ混ぜ合わせています。とろっとした飲み心地に、ザラザラとしたカカオ豆の粒々がほどよく主張し、風味を引き立てています。お持ち帰りだけではなく、店内のカウンター席で飲むことができるので、味わってみて。 1月末から2月上旬頃には、数種類のチョコレートの食べ比べできるテイスティングセットが発売される予定なので、そちらもお楽しみに。今年のバレンタインは、いつもと違ったチョコレートをプレゼントして驚かせてみては?
Minimal
ミニマル
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上浦未来
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