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2015.01.30
注文を受けてから一つずつていねいに握る、「おにぎりカフェ 利さく」こだわりのおにぎり
※こちらの記事は2015年1月30日公開のものです。 千駄木駅すぐにある「おにぎりカフェ 利さく」は、作り置きを一切せず、お客さんの注文を受けてから、おにぎりを握っています。お米も具材も産地から直接取り寄せた、素材にとことんこだわったおにぎりの味を体験してみませんか。
創業40年以上の喫茶店をおにぎりカフェへ
千駄木駅から徒歩1分。1番出口を出て右へ進むと、まもなく不忍通り沿いに「おにぎりカフェ 利さく」が見えてきます。 こちらのお店は、店主・吉江重昭さんのご両親が40年以上営んできた、昔ながらの喫茶店を改装してオープンしたおにぎりカフェ。店内で使われているテーブルや机は、以前使用していたものをそのまま利用しているため、新しさと懐かしさが入り混じる、心地良い空間となっています。
おにぎりのメニューは常時20種類以上
店内入口に置かれたショーケースの中には、何も入っていません。もっともおいしい出来立ての状態で食べてもらいたいと、どのおにぎりも、すべて注文を受けてから握っています。 その種類は、「紀州土用梅」(200円)に始まり、「ひじきと豆」(200円)、「チーズおかか」(200円)、「煮穴子」(230円)、サーモン山椒マヨ(230円)、「玄米」(250円)など、王道から変り種まで、飽きがこないようにと常時20種類以上がそろっています。 おにぎりの主役となるお米は、吉江さんが農家さんから直接取り寄せている、群馬県岩倉産のコシヒカリ。また、玄米にはミルキークイーンを世に出した、茨城県稲敷郡東町で農家・大野満雄さんが作るお米を使用しています。東京の気候や水質に合わせ、関東圏のお米を選んでいるそうです。
おにぎりと上品なお惣菜を一緒に味わって
写真は、好きなおにぎり1種と玄米のおにぎり、おかず、小鉢がセットになった「ランチセット」(700円、11~15時限定)。この日は、かつおと昆布で自ら出汁を取った上品な出汁を使用したメカジキの竜田揚げにゆずと白菜のあんかけや、小松菜と三つ葉のおひたし、新香が添えられ、おにぎりは「鮭すじこ」を選びました。 運ばれてきたおにぎりを見てみると、お米がピカピカと輝いています。炊き上がるまでのこだわりはいくつもあり、お米は使用する時にその都度精米し、すべて手で研ぎます。さらに、4℃の水で2時間浸水させ、しっかりと冷えたお米を羽釜で一気に炊き上げています。そうすることで、急激な加熱でコメの旨みと程よい粘りを引き出すことができるそうです。 ひと口食べてみると、形がくずれない程度に、ほどよく握ってあり、口の中でふわっとほぐれた後、お米の甘みが広がります。そこに、甘みのある鮭と弾力のある新鮮なすじこが絶妙に絡み合います。さらに、玄米のおにぎりを食べてみると、もっちりとしていて、まるでもち米のような食感に驚きます。 小鉢のセットのほかにも、とん汁やグリーンカレーなどのスープがセットになった「スープセット」(700円)や、単品の惣菜メニューもあります。もちろん、おにぎり単品のお持ち帰りも。日本人の大好きなおにぎりのおいしさを改めて発見しに出かけませんか?
おにぎりカフェ 利さく
おにぎりカフェ りさく
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上浦未来
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