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2017.05.04
仙台名物・笹かまぼこの新しい食べ方が話題!老舗の蒲鉾専門店が手がける和食処「新伝馬町 さゝぶ」
※こちらのお店は現在閉店しております。仙台市中心部にある「新伝馬町 さゝぶ」は、老舗蒲鉾屋・阿部蒲鉾店がプロデュースする和食処。風味豊かな笹かまぼこや、新鮮なすり身を使ったアレンジ料理が味わえると、地元で人気のお店です。オリジナリティあふれる笹かまぼこ料理を目当てに、足を運んでみませんか。
階段を降りた先にひっそりと佇む、隠れ家的なお店
JR仙台駅西口から続くアーケード街を歩き10分ほど。老舗蒲鉾店「阿部蒲鉾店 本店」の脇に、店名が書かれた看板と地下へと続く螺旋階段を見つけました。階段をくるりと降りた先に、「新伝馬町 さゝぶ」はあります。 やわらかな灯りで照らされた店内は、和の趣ただようくつろぎの空間。街中の喧騒を感じさせない隠れ家的な雰囲気が、心地よいひとときを演出します。
笹かまぼこの新しい食べ方を提案

おみやげはもちろん、仙台では食事のおかずとしても親しまれている笹かまぼこですが、そのまま食べる人がほとんど。そうしたなか、「笹かまぼこのおいしさを様々な料理で感じてほしい」と、阿部蒲鉾店がオープンしたのが「新伝馬町 さゝぶ」です。 専門店ならではの多彩なアレンジ料理が味わえるほか、笹かまぼこの手焼き体験ができる個室を設けたりと、笹かまぼこの魅力を食べて・体験して楽しめます。
旬の香りが広がる名物かき揚げ

かまぼこのかき揚げ (600円)。サーブする際に、食べやすいようカットしてくれる
看板メニューは「かまぼこのかき揚げ」。旬の野菜や魚介7、8種類と笹かまぼこを混ぜ込み、カラリと揚げた一品です。温度を変えながらじっくりと時間をかけて揚げることで、外はサクッと、中はふんわりとした食感に仕上げています。好みに合わせ、塩か天だしでいただきましょう。 春の食材をふんだんに取り入れたこの日は、かき揚げの香ばしさの中に、菜の花やせりのすっきりとした香り、あさりからあふれ出る磯の風味がふわりと広がる爽やかな味わいに。笹かまぼこのプリッとした歯ごたえもアクセントを加えます。ボリューム満点なので、シェアして食べるのがおすすめです。
宮城県食材を使ったメニューにも注目です

かまぼこグラタン (800円)
宮城県産食材をメインに使っているのもこだわりのひとつ。たとえば、かまぼこと旬野菜がごろりと入った「かまぼこグラタン」は、ホワイトソースのベースに石巻産・みちのく森林鶏でとったスープを、隠し味には仙台味噌を使っています。 森林鶏のスープは、クリームに深みとすっきりとした後味をプラス。仙台味噌の程よい甘辛さが、濃厚な味わいをキリッとしめてくれます。
阿部の笹蒲鉾と季節野菜の天重(1100円)。茶碗蒸し、小鉢、サラダ、香の物、味噌汁、デザート、珈琲がセットに
ランチの「阿部の笹蒲鉾と季節野菜の天重」も、宮城県産野菜を使った人気メニュー。野菜は彩りや食感の違いが楽しめるよう、その日仕入れた食材のなかから日替わりでセレクト。テイクアウト(680円)もできるので、ピクニックのお弁当にもおすすめですよ。
この春からは、かまぼこのすり身と餅、チーズをミックスした「モッチーかまぼこ」(料金未定)がグランドメニューに登場するなど、注目メニューが盛りだくさんの「新伝馬町 さゝぶ」。 笹かまぼこの新しい魅力を味わいに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
新伝馬町 さゝぶ
シンテンマチ ササブ
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菅原聡子
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