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2015.09.22
京都・平安神宮のそばで見つけた小さな「おうち」には、ときめく生活雑貨がいっぱい
※こちらの記事は2015年9月22日公開のものです。 2015年7月にオープンした「器と暮らしの道具店『おうち』」。普段の生活を豊かに、そして楽しくしてくれる器や道具などがそろっています。友人の家に遊びに行くように訪ねてみませんか。
京都一の文化ゾーンの静かな住宅街に建つ小さな雑貨店
市バス岡崎道バス停から歩いてすぐのところに「器と暮らしの道具店『おうち』」があります。美術館や博物館、そして動物園など大小さまざまな文化施設が点在するエリア・岡崎の一角で、平安神宮からも近い場所です。 地下鉄東山駅からは歩いて20分ほどで、とうとうと流れる琵琶湖疏水や東山の山並み、美術館、平安神宮などの眺めを楽しみながら、小さなおうちを目指してのんびり散歩もおすすめです。 古民家を改装したお店の玄関には暖簾がかかり、時折吹く風にふわりと気持ちよさそうに揺れています。店内へは靴を脱いで上がるのですが、まるで親戚か友人の家に遊びに来たような、懐かしさと安らぎを感じます。
やさしい笑顔で迎えてくれるのは店主の田中千恵さん。こちらのお店は田中さんが普段使っているものや、おすすめのものばかりが集められ、いずれもナチュラルで長く使えるものばかり。作家の器を中心に、暮らしの道具、小さな古道具、洋服、帆布かばん、小物、リース、そしてお菓子やベーグル、京野菜もありますよ。 ひとり暮らしでも、家族と一緒でも、ごはんを食べるとき、お茶でほっこりしたいときに使いたい器がたくさん陳列されています。お店の商品を使うことで「うれしい、楽しい気持ちになってくれはったらいいなと思います」とは田中さん。やわらかな京ことばも印象的です。
くつろぎのひと時を演出してくれる器を選びましょう
「shiro moegi ポット」(15120円)とカップ「nami cup」(各2592円)
いつの日か、器や暮らしの道具を扱うお店を開くことが夢だったという田中さん。お家でも取り入れたいと思えるようなディスプレイも素敵。古道具の什器に並べられた作家の器をそっと手に取ってみると、まるで長年使ってきた器のようにしっくりと手になじむから不思議です。メインの写真の器の数々は、最近入荷した智工房のもの。ごはんタイムが楽しくなりそう。
「黒灰釉エスプレッソカップ」(1620円)など
写真の、ディスプレイされた食器や棚に並ぶカップの数々は、村上直子さんの作品。シンプルで使い勝手がよく、温もりが感じられます。なんだかお茶の時間が待ち遠しくなるような作品です。
手づくりの人のぬくもりが伝わります
「高田さんのドーナッツ」(各864円)、「高田さんのきもち(ハート形)」(各864円)、小さな「しゅろのやさしいたわし まる」(各637円)
ドーナツのように見えるのはなんと、たわし。食べてしまいたくなるようなかわいさです。たわしって固くて使いづらいイメージがありますが、高田耕造商店の職人手づくりのものはやわらかくてコシが強いのが特徴です。 羊毛でできたHARUCCOの「鍋つかみ」(各3240円)は、やわらかな肌触りで軽くて丈夫だからどんどん使ってみたくなります。
美しいフォルムの金網製品は京都・辻和金網のもの。「各種金網」(1836円~)や「茶こし」(各2484円)、これから出番の多くなる「湯どうふ杓子」(各2160円)もお目見えしています。 この日もお店にはひっきりなしにお客さんが訪れていました。京都はもちろんのこと、全国から人が集まってきます。商品はすぐに売り切れてしまうこともあるので、お目当てのものはメールでの予約がベター。発送もしてもらえます。営業日や入荷状況はブログでチェックしてみてくださいね。
2階の部屋でほっとひと息くつろいで
2階には訪れた人がゆっくりできる部屋が設けられています。南側の窓からはさんさんとお日さまの光が降り注ぎ、やわらかな光がいっぱい。大通りの丸太町通がすぐそばだなんて思えないほど静かだから、本を読んだり手紙を書いたりできますね。並んでいる小ぶりの古道具も購入することができます。 定番の商品のほかに、季節ごとに入れ替わるアイテムもさまざま。これからも、京都ならではの調味料の逸品をはじめ取扱商品が増えていくそう。ますます品ぞろえが充実していく「暮らしの器と道具の『おうち』」から目が離せません。
器と暮らしの道具店 「おうち」
ウツワトクラシノドウグテンオウチ
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田中昭美
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