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2018.01.17
厚焼き玉子をサンドした、話題の“パンどらモーニング”♪ 京都「オカフェ キョウト」
※こちらの記事は2018年1月17日に公開したものです。 四条烏丸周辺にある路地奥のカフェ「Okaffe kyoto(オカフェ キョウト)」は、ジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝するなどバリスタ界のエンターテイナーと呼ばれた、岡田章宏さんのお店です。おいしいコーヒーと共にいただく、京都では定番の厚焼き玉子サンドを、この店らしくアレンジしたモーニングで話題です。
偶然出会った喫茶店で2016年に独立オープン
岡田さんがコーヒーを淹れるシルエットを目指し路地を歩く
地下鉄「四条」駅から歩いて5分。綾小路通りに面した赤いテントの屋根がかかる路地を南へ入ったところに「オカフェ キョウト」はあります。 扉を開けて中へ入ると、印象的な重厚感のある長いカウンターに、木目の風合いを活かしたフローリング。奥には小さな庭があり昔懐かしい雰囲気とともに開放感がある空間です。 「オカフェ キョウト」の開店前は、元タカラジェンヌの老婦人が営む純喫茶でした。 岡田さんが独立を決意し、店舗を探している時に偶然来店。エントランス、庭、店の大きさ、全てに惹かれ、自分自身が開きたい店のイメージが目の前に広がったのだそう。
奥に箱庭が見えるのが京都らしい
その日のうちに純喫茶の店主に思いを打ち明け、店を譲り受ける約束をしたという、開店秘話があります。
コーヒー時間を楽しませるバリスタという存在
コーヒーを淹れる店主の岡田さん
2008-09年ジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝、ラテアート世界大会3位という岡田さん。バリスタがいる店は、ただコーヒーを飲むのではなくて、コーヒーを介して人と人が会話して笑顔になるような場所、人を元気にする空間だと話します。 京都の老舗焙煎メーカー「小川珈琲」在籍中に修業をしたイタリアのカフェでは、店の隅々まで気を配る指令塔のようなバリスタがいて、時には人と人とをつなぐ橋渡し役となっていたのだとか。 目指すのは、一杯のコーヒーをきっかけに人の輪ができるようなカフェ。岡田さんが立つカウンター席は、常に人がいて賑やか。初対面同志でも岡田さんを介して気軽に会話が始まるそうですよ。
コーヒーと過ごす朝がもっと楽しめるモーニング
「たまごサンドセニョリータモーニング」(1080円)
朝9時の開店から11時30分までのモーニングは、3種類あります。 中でも人気なのが、ロゴの焼き印が押されたパンケーキのたまごサンド。訪れる人に喜んでもらえるような朝食を作りたいと思う岡田さんが、知人の元フレンチシェフに相談をし、仕上げたメニューです。卵を型に入れてスクランブルし両面焼いた厚さ4~5cmあるフワッフワの玉子を、カフェメニューにあるほんのりと甘いパンケーキ風どら焼きの皮でサンドしています。更に塩味の粒マスタード入りマヨネーズ、甘味の蜂蜜入りマスカルポーネの2種のソースを添えて完成した朝だけのとっておきの一品です。 コーヒー、スムージとフルーツソースのヨーグルトが付いた朝に嬉しいセットになっています。 それぞれがコーヒーのある時間を楽しみ、混んでいても慌ただしさを感じさせない雰囲気作りはまさにバリスタの手腕そのもの。大人の社交の場「オカフェキョウト」のスペシャルなモーニングを一度味わってみませんか?
Okaffe kyoto
オカフェ キョウト
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中尾若菜 カメラマン:瀧本加奈子
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