東山文化を代表する世界遺産「銀閣寺」

東山文化の代表として親しまれる世界遺産の「銀閣寺（東山慈照寺）」は、「金閣寺」と同じ臨済宗相国寺派の寺院です。大文字山の麓にあり、室町幕府八代将軍・足利義政によって造営された山荘が起原といわれています。 国宝の銀閣（観音殿）は、１階が書院造りの「心空殿」、２階は観音像が安置される「潮音閣」からなり、屋根には鳳凰を備える高貴で落ち着いた佇まい。日本最古の書院造りの国宝「東求堂」をはじめ、白砂を盛り上げた「銀沙灘」や「向月台」が印象的な特別史跡・特別名勝の庭園など、美しい景観に魅了されます。

四季折々の景色に癒される散歩道「哲学の道」

琵琶湖から引いた疎水のせせらぎに沿う散歩道「哲学の道」。京都大学教授の西田幾太郎をはじめ、哲学者たちが思想に耽りながらこの道を歩いていたことから、こう名付けられたそう。 「日本の道100選」に選定され、銀閣寺と若王子神社を結ぶ２kmほどの小径で、桜の名所としても親しまれています。初夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の景観は美しく、いつ来ても心が癒されそう。近くには神社や寺院のほか、散策の途中に立ち寄れるおしゃれなカフェなども点在。のんびりと散策してみてはいかがでしょうか。

解放感あふれるカフェ「GREEN TERRACE」

銀閣寺橋から哲学の道を南に歩いて7分ほど。川や緑など自然に囲まれた白い建物が「GREEN TERRACE」です。こちらは、かつて小説家・谷崎潤一郎氏の義理の娘にあたる渡辺千萬子氏がカフェを営んでいたという歴史ある場所。 お店で味わえるメニューのひとつが「京のおばんざいらんち」。旬の野菜を使ったおばんざいとご飯が一皿に盛り付けられ、味噌汁も付いています。ヘルシーながら、さまざまなメニューが一度に味わえる贅沢なランチプレート。おばんざいの内容が季節によって変わるのも楽しみです。

旧宮家別邸で優雅なカフェ時間を「カフェ真古館」

銀閣寺から近い吉田山の中腹にある「吉田山荘」は、元々は昭和天皇の義理の弟・東伏見宮家の別邸として使われていたそう。 この由緒ある敷地内に建つ山小屋風の建物が「カフェ真古館」です。緑に囲まれた静かな店内は、高い天井や木の温もりが落ち着いた空間。窓からは、存在感のある木々をはじめ季節の美しい景観を眺めることができます。こちらでは、濃厚な味わいのチョコレートケーキをぜひ。おもてなしが伝わる和歌が添えられ、風情たっぷり。優雅なカフェ時間を堪能してみては。

新鮮な京野菜を、ベトナムフレンチの味わいで「スアン」

北白川の閑静な住宅街にある「ベトナムフレンチ XUAN」（スアン）は、ベトナム南部料理をベースにフランスの文化を取り入れたメニューがいただけるレストラン。新鮮な京野菜をたっぷり使ったベトナム料理は、どこかモダンな雰囲気を漂わせます。 ランチは、６種類のオードブルの盛り合わせや鶏のフォー、デザートが楽しめる「11の食を楽しむセット」のほか、生春巻きやフォーがいただける「スアンセット」、コース料理などが楽しめます。素材にこだわった彩り豊かなランチはいかがでしょうか。

「ベトナムフレンチ XUAN」の記事はこちら

＊＊＊＊＊ いかがでしたか？ 今回は過去に紹介した記事とことりっぷアプリの投稿から、覚えておきたい、銀閣寺・哲学の道周辺のカフェ＆レストランをまとめてご紹介しました。 時間、定休日などの情報は、各施設に確認してからおでかけしてくださいね。