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2018.03.20
客室ごとに異なるインテリアがすてき!カフェバーを併設した京都・聖護院のホステル「NINIROOM」
古くから続く商店や家々が並ぶ、静かで落ち着いた雰囲気の聖護院エリア。その一角に築40年のオフィスビルをリノベーションしたホステルがオープンしました。オーナーは2人の姉妹。京都の日常に触れられる旅の拠点を目指して、ゲストを迎えています。

静かな環境でありながら、京都散策にも便利な立地

ガラス張りのエントランスがウェルカムなムードを放つ
鴨川沿いにある京阪神宮丸太町駅から東へ歩いて5分ほど。「HOSTEL NINIROOM (ホステル ニニルーム)」は、カルチャースポットの岡崎エリアにも近く、西に行けば京都御苑や二条城、南には南禅寺や八坂神社など、人気の観光地にもアクセスしやすい場所にあります。

コンセプトは「京都に住む友達の部屋」

かつて印刷会社として使われていたビルを活かした空間
オーナーは西濱愛乃さんと萌根さん。建設家である父親から、京都にある古いビルを再生してホステルを始めてみないかと相談されたのが、起業のきっかけだったと言います。 かつて東京で一緒に暮らしていた2人は、当時から旅行で遊びにやってくる友人たちを家に招いたり、2人が住む町を案内したりしていたそう。「友達の住む町に遊びに行くと、有名な場所を巡るだけでなく、その町の日常に参加することができる。自分もその町に住んでいるような体験ができると思うんです」。

デザイナーとしてのキャリアを持つ愛乃さんと、前職では企業の商品プロモーションに携わっていた萌根さん
友人を訪ね、何でもない日常を過ごすことを理想の旅と考える2人は、「友達の部屋」をテーマにホステルを開業しました。

カフェラウンジは宿泊客以外も利用できます

カフェラウンジにはお父様が手がけたロー&ハイテーブルが並ぶ
ホステルの1階は、フロント兼カフェラウンジ。朝食をとるほか、夜は寝る前に軽くお酒を楽しむのもいいでしょう。また平日は8時頃から、週末でも昼頃から一般にも開放され、宿泊客に限らずカフェ、バーとして利用することができます。

部屋の数だけインテリアもさまざま

ナチュラル×ピンクがテーマカラーの3階
2・3階が客室フロア。フロアごと、部屋ごとにテーマカラーが設けられています。

ドミトリーの2段ベッドは丈夫な天然木でつくられている

ベッドサイドにはコンセントや読書灯、鏡など、必要な設備が無駄なく整う
最もシンプルな「ドミトリー」(1名3500円~)もアーチ型の入口や、カラフルなカーテンで温かみのある空間を演出。上下の入口の場所をずらすことで、他の人の動きが気にならないように工夫されています。

ファミリールームは友達とのグループ旅にも最適
個室は「シングル」(1名6000円~)から「ファミリー」(6名20000円~)まで。大きな窓に面し、朝陽が差し込むシングルルーム、2段ベッドが遊び心をくすぐるツイン・トリプルルーム、フラワーモチーフの大きなランプが印象的なファミリールームなど、さまざまなタイプの客室が用意されています。

コンクリートの壁も活かしたモダンな室内
一室ずつインテリアの異なる部屋は、まさにいろいろな個性を持った友達の部屋の感覚。そして旅するごとに違った部屋を利用する楽しみもあります。

細部まで行き届いたデザインと心遣い

旅の疲れをいやすバスルーム
もう一つ、宿泊先で気になるのが水回り。そこでも、ネコ足のバスタブを設置した浴室、オーナーが自分たちで壁にタイルを貼った洗面スペース、女性専用の共同シャワー&トイレなど、随所にゲストをもてなす気遣いが感じられます。
さらに今後はホステル一棟をまるごと使ってワークショップやマルシェ、ルーフトップでの早朝ヨガ教室といったイベントも予定。地元の人と宿泊者が交流できる場をつくっていく計画なのだとか。 友達の部屋のようなホステルは、旅を気軽にし、京都の町をもっと身近に感じさせてくれそうです。

HOSTEL NINIROOM
ホステルニニルーム
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