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2015.11.10
伊豆稲取名物の「げんなり」を買って、お散歩しよう!
稲取名物「げんなり」を持って海風散歩。ところで「げんなり」とは?!古くから地元に愛されてきた「おにぎりのたけや」のオバチャンに聞いてみましょう。
今日は、漁港のお散歩日和
伊豆東海岸の中ほど、稲取の町。 秋から冬にかけ、ならいの風(北よりの強い季節風)が吹くことの多い稲取ですが、今日は穏やかなお散歩日和。
暖簾も鮮やか、「おにぎりのたけや」
まずはお散歩のお供=お弁当を手に入れるべく・・・稲取のメインロードに面した「たけや」さんへ。 クッキリはっきり暖簾に染め抜かれた「おにぎり」の4文字。
歌舞伎の定式幕を連想させる色合いのヒヨケがかかる店先。ずらりと並んだおにぎりの数々、と期待をしてみましたが、さてしかし、潔いほどガランドウなショーケース。
私 「オバチャ~~ン、おにぎり欲しいんですが。」
オバチャン 「はい!これ、炊き込みご飯のおにぎり。」
私 「・・・・・・。一種類ですか??」 オバチャン 「そうよぉ~♪」 この握り具合、かなり、美味しそうですが。。他に商品はあるのでしょうか?
そして、メイン商品の登場。
もちろんありました! 「たけや」さんのメイン商品は、稲取名物「げんなり寿司」なのでした。
稲取の郷土料理「げんなり寿司」。 ギュッと押された酢飯の上には、金目鯛の身で作られた紅白のおぼろ。 間には甘く煮つけた人参が挟まれています。 これにあとマグロ、甘辛く焚いたシイタケ、卵焼きをそれぞれのせた3貫がつき、全部で5貫が正式な形。お祝いの席でふるまわれます。 あまりの巨大な寿司に一同、げんなり。。。お祝いの席でげんなりとは、稲取ならではの風習です。
「げんなり」と一緒に港へ行こう♪
カバンには、炊き込みご飯のおにぎりと「げんなり」。足取りも軽く稲取の漁港に行ってみましょう。 今日のお供は、ちょっと控え目な茶トラにゃんこです。 案内、お願いしま~す。
稲取漁港
赤と白の灯台がシンボルの港の入り口。 大きなキンメ船からヨットまで、様々な船が出入りします。
ふっくら膨らんだカモメさんと一緒に、おにぎりとげんなりを頂きました。
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Writer
荻嶋留美
家を一歩出れば旅の始まり。旅好きが高じ、 2002年、東伊豆の山頂でペンションエルブルズを 開業。人、動物、虫、植物・生き物大好き。 伊豆各地を写真で巡る旅を楽しんでいる日々。
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