
119
2018.08.15
京都の夏の風物詩「五山送り火」で有名な大文字山。昼間は気軽なハイキングも!
京都の夏の風物詩「五山送り火」で知られる大文字。五山送り火が行なわれる8月16日、大文字山に「大」の字がくっきりと映える姿は、鴨川など市内のあちこちから見ることができます。実は大文字山は、遠くから眺めるだけでなく、気軽なハイキングが楽しめる登山スポットでもあります。京都市街を一望できる絶景を求めて、ハイキングへ出かけてみませんか。
銀閣寺から近い登山口からスタート

登山口へは銀閣寺道バス停から、銀閣寺の参道を経由して徒歩10分ほど
いくつかある大文字山の山頂への道のりのうち、初心者におすすめなのが世界遺産・銀閣寺の北側にある登山口から登るルート。整備されているので、登山に慣れていない人も安心です。緑に囲まれた参道を歩けば気分もリフレッシュ。木漏れ日が気持ちよく降りそそぐ中を進みます。
絶景!「火床」からの眺め

「大」の中心部分の火床。ここに割木を組み上げ、松明を燃やす
30~40分くらい登れば、山の中腹にある「大」の字の火床にたどり着きます。周りに木々が少ない開放的な見晴らしは火床ならでは。京都の街が一望できる絶景ポイントです。さえぎるものなく見える広大な空が近くに感じられ、爽快感に包まれます。

五山送り火の代名詞ともいえる「大文字」
毎年8月16日に行なわれる「京都五山送り火」は、精霊を送るお盆の伝統行事です。京都を囲む5つの山に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の形の炎が、夏の夜空にくっきりと浮かび上がります。(点火当日は入山不可)
山頂に到着! 絶景を味わうご褒美タイム

標高は465m。登山口から山頂まで往復で3時間程度
火床から30分ほどで山頂へ到着。達成感とともに、目前に広がる絶景をじっくりと味わいましょう。晴れた日には奈良や大阪方面までも見渡せます。お弁当持参なら、ここでランチタイムを。のんびりとベンチに座って遠くまで見晴らせる最高のロケーションで疲れも吹き飛んでしまいますよ。
京都トップクラスの夜景が楽しめます

火床からのパノラマ夜景
実は夜景スポットとしても知られる大文字山。時間によってさまざまな表情の展望が見られるのも魅力です。夕暮れから夜へ移ろい、街に灯りがキラキラと輝く様子はなんともロマンチック。夜景を目当てに、ナイトハイキングにチャレンジしてみるのもおすすめですよ。
登山の疲れをリセット。緑に囲まれたカフェでスイーツを♪

「哲学カフェ」の看板が目印。窓越しには哲学の道が見える
下山した後は、銀閣寺の南を通る散策路「哲学の道」へ。10分ほど歩くとフランス人オーナーが手がけるカフェ「Philosophy Café」(フィロソフィー カフェ)が見えてきます。2階建ての店舗には、テラス席や大きな窓際の席などがあり、思い思いの席でくつろげます。

「抹茶のモンブランとグリーンアイスティ」(1000円)
ほろ苦い抹茶のモンブランと、すっきりとした口あたりのグリーンアイスティでほっとひと休み。モンブランのクリームが口の中でやさしく溶けてゆき、疲れた体を癒してくれます。琵琶湖疏水のせせらぎをBGMに、くつろぎのひと時をどうぞ。
Philosophy Café
フィロソフィーカフェ
***** 半日で行ける大文字山は気軽なハイキングにぴったり。ルートによって景色が異なるので、ルートを変えてリピートするのも面白いですよ。 次の休日は、大文字山へ足を運んでみませんか?
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
松尾実希
の人気記事













































