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2015.10.30
京都の老舗和菓子店と日本初上陸のチョコレートの意外な組み合わせが楽しい「ノットカフェ」
※こちらの記事は、2015年10月30日に公開されたものです。 2015年7月、北野天満宮や花街・上七軒に近い住宅街に現れた「knot café(ノットカフェ)」では、日本初登場のコーヒーや和菓子とチョコレートがコラボしたスイーツが味わえます。
コーヒーファクトリーのようなスタイリッシュな空間
市バス・上七軒のバス停から歩いてすぐ、今出川通から細い道を少し南に向かうと「ノットカフェ」が現れます。すっきりとした白い外観はまるで何かの工場のよう。それもそのはず、かつて西陣織の会社の建物だったそうです。
中に入ると天井が高く開放感ある空間が広がっています。窓も大きく、差し込むおだやかな自然光に包まれて瞬く間に気持ちが解放されていくよう。洗練された店内が落ち着ける雰囲気に満ちているのは、木の温もりが感じられる古い建物だからなのかもしれません。テーブル席とカウンター席があり、ひとりでもゆっくり過ごせます。
京都とニューヨークを「結ぶ」カフェ
「ノットカフェ」のノットとは、京都とニューヨークを「knot=結ぶ」ことを意味しています。お店のロゴはふたつの輪が重なり合う象徴的なデザインです。 こちらでいただけるコーヒーは、ニューヨークの人気店「カフェ グランピー」の豆を使ったもので、少し酸味がありすっきりしています(648円)。日本で扱っているのはここだけなんだそう。そしてもうひとつは、京都・山科の自家焙煎コーヒー販売店「ガルーダ コーヒー」(540円)です。
和菓子とブルックリン発チョコレートの素敵な出合い
「ノットカフェ」には京都人ならずとも心惹かれる3種のオリジナル菓子がお目見えしています。それは京都で長年愛されてきた和菓子店と、日本初のお目見えとなるブルックリン発「ヌヌチョコレート」のコラボレーションメニュー。
「CHOCO-BOURO nunu chocolates×千本玉壽軒」(270円)は、西陣の名菓子店・千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)のボウロをチョコレートコ―ティングしたものです。カリッとかめばほんのり甘く広がるボウロの味と、カカオが上品に競演。素朴ながら奥の深い味わいです。 マグの絵柄はお店のオリジナル。牛がモチーフなのは、北野天満宮の神様のお使いだからですね。なんだか遊び心のあるデザインで、ほっと和みます。
「チョコレート大福 nunu chocolates×長五郎餅本舗」(378円)は思いのほか弾力があり、お餅にチョコレート入りのあんこが包まれ甘さ控えめ。カカオの風味が効いていて、チョコレートの余韻が残ります。 驚くのは、和菓子とコーヒーとの相性が抜群だということ。京都とニューヨークの意外な出合いにうれしくなります。ほかには、あっさりとした甘さのブラウニーにチョコレートを散りばめた「KITANO-BROWNIE nunu chocolates×千本玉壽軒」(432円)があります。
かわいいサイズのパンにサンドされているものは……
ちょっと小腹がすいた時にはサンドイッチをいただきましょう。京都のパン屋「ル・プチメック」の小ぶりのパンにはさまれているのは、ぶ厚い出し巻き!「出し巻きサンド」(356円)は京都ならではの出汁の効いたたまごのサンドイッチです。ほかには「あんバターサンド」(356円)も。コーヒーやスイーツ、サンドイッチは持ち帰りができますよ。 北野天満宮の参拝や上七軒の町めぐりの途中で、ほっとひと息つける「ノットカフェ」。ゆったり落ち着ける空間で、個性的なコーヒーとオリジナルメニューを楽しんでみませんか。
knot café
ノットカフェ
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田中昭美
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