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2015.12.14
世界のクリスマスを体験♪ レトロな洋館を訪ねて横浜・山手丘さんぽ
横浜の山手西洋館では、毎年恒例の人気イベント「横浜山手西洋館 世界のクリスマス2015」が開催されています。イルミネーションに彩られたレトロな洋館をめぐって、クリスマス気分を盛り上げましょう。
外国人居留地の面影が残る山手エリア

90年前に建てられた「エリスマン邸」
かつて外国人居留地だった横浜の山手エリアにある西洋館は、外国人住宅として使われていた歴史的な洋館を保存し、一般公開している施設です。JR石川町駅からみなとみらい線元町・中華街駅の間に「ベーリックホール」や「外交官の家」、「エリスマン邸」など7つの洋館が点在し、異国情緒あふれる独特な雰囲気が漂っています。 そんな西洋館では、現在「世界のクリスマス2015」を開催中です。これは各館がテーマ国を決めて、その国の特徴的なクリスマス装飾と文化を紹介するという、毎年恒例の人気イベント。16回目となる今年はドイツ、フランス、ウクライナ、オーストラリア、カナダ、イギリス、オーストリアのクリスマスをピックアップ。それぞれに特徴あるクリスマスの装飾が施され、お祝いの作法など、その国ならではの文化を紹介しています。
のんびり散策しながら、世界各国のクリスマスを見学

「ベーリックホール」では、カナダのクリスマスを展示
たとえば「山手111番館」では、真夏にクリスマスを迎えるオーストラリアの様子を紹介しています。館内には、先住民アボリジニがブッシュメディスン(薬草)として活用しているオーストラリアン・ワイルドフラワーを展示。オーストラリアならではの真夏のクリスマスを表現しています。 国の重要文化財に指定されている「外交官の家」のテーマ国はウクライナです。ウクライナのクリスマスは12月25日ではないって知ってましたか? ウクライナではグレゴリオ暦の1月7日がクリスマス。前日のイブの夜に家族全員が集まり、ボルシチなど野菜料理がメインの夕食を食べるのだそうですよ。
歩き疲れたら名物スイーツ「生プリン」でひと休み

インパクトのあるビジュアルの「生プリン」
洋館の中にはカフェを併設しているところもあり、散策の途中の休憩にぴったりです。なかでもおすすめはエリスマン邸の中にある「しょうゆきゃふぇ」。こちらのカフェでは、ブランマンジェの上に卵の黄身が丸ごとのった名物の「生プリン」(600円)がいただけます。 見た目はプリンには見えないのですが、黄身をくずしてブランマンジェを混ぜて食べると、口の中にプリンの味が広がる不思議なスイーツです。
2000本のキャンドルを灯す「キャンドルガーデン」

イタリア山庭園にある「外交官の家」
期間中は各館の建物にきらびやかなイルミネーションが施され、周辺はクリスマスムード一色に包まれます。12月19日の土曜日には、イタリア山庭園の並木や水路に 2000本ものキャンドルを灯す、ロマンチックな「キャンドルガーデン」が登場。当日の夕方5時からはウクライナの民族楽器バンドゥーラを奏でるコンサートが開催され、ロマンチックな夜を彩ります。 ほかにも、各館ごとにコンサートやリース作りなどのイベントを実施しているので、ウェブサイトでチェックしてみてください。クリスマスまではもう少し。次のお休みは、各国のクリスマスをめぐる横浜山手さんぽに出かけてみませんか?

横浜山手西洋館「世界のクリスマス2015」
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小野沢啓子 写真提供:横浜市観光協会
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