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2019.07.02
完全手作りソーセージがおいしい!三軒茶屋『クジラ荘』のホットドッグ|by PARISmag
毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、今回は三軒茶屋にある『クジラ荘』をご紹介します。
活気にあふれ、どこかレトロな雰囲気がある三軒茶屋。今回向かったのは、世田谷通りと国道246の間、「三角州」と呼ばれるエリアにあるエコー仲見世商店街。

さまざまな飲食店が立ち並ぶ抜け道のような細い商店街へ入ってすぐのところにあるのが、赤い看板が目を引くこのお店。手作りソーセージで作るホットドッグのお店『クジラ荘』です。

お店のこと、そして自家製ソーセージのホットドッグについて店主の小淵香奈さんに聞いてきました。
ボリューム満点!手作りソーセージのホットドッグ

『クジラ荘』のホットドッグのソーセージは、小淵さんが1つ1つお店で手作りしています。仕込みは豚肉をブロックで購入し、ひき肉にするところから。 「お肉の食感も考えながら、おやつにも、おつまみにもなるような、子どもでも大人でも食べやすいソーセージを意識しています。スパイスもいろいろ入れていますが、すごくクセがあるわけじゃなく、ジューシーに仕上がるように配合を調整しています」。

初めて訪れた方のほとんどが注文するという「プレーンドッグ」
腸詰をしたソーセージは、仕込みの段階で低温調理をして火を通します。そしてオーダーが入り提供するときに、素揚げをしているそう! 「鉄板で焼くのではなく素揚げすることで、ムラなくソーセージ全体がグリルされるんです。仕込みの段階で火を通しているので、最後に表面をパリっと焼くようなイメージです」と小淵さん。

パンは『TOLO PAN TOKYO(トロパン トウキョウ)』にオーダーしている特注のコッペパン。トーストすることで、パンの表面は少しサクッと、中はふわっとした食感に。ソーセージやいろいろな具材をのせても、パンのおいしさが引き立つすごいパンなのだとか! 「パンは、ふわふわしていて、少し甘みがあって。いわゆる“コッペパン”というところから外れないようにしてもらっています。ホットドッグというと、なんだか懐かしい感じがしませんか?それを、私が作る手作りソーセージのホットドッグでも残せるといいなと思ったんです」。 コッペパンの大きさは16cmほど、ソーセージは1本100〜120gほどで、いかにボリュームがあるかわかるでしょうか。食べ応え満点な『クジラ荘』のホットドッグですが、なんと、男性6個、女性5個という大食い記録もあるそうです!

ほかにも、カリー風味のザワークラウトに自家製カリーケチャップをたっぷりかけた「カリーブルスト」や、レモンが爽やかな「パクチードッグ」など、どれも気になるホットドッグのメニューがずらり。さっそくいただきましょう!
やみつきになるホットドッグ
今回は人気の「Wチーズドッグ」と、小淵さんおすすめの「ハワイアンドッグのチリのせ」をオーダーしました。

Wチーズドッグ
「Wチーズドッグ」は、定番のソーセージにチーズを練りこんだソーセージ、とろけるチーズ、さらに…

ソーセージとパンの間に、クリームチーズがサンドされています!Wチーズ、もはやトリプルチーズと言ってもいい贅沢なホットドッグ。ひと口頬張ると、ソーセージからは肉汁が。ほぐれるように柔らかく、かつしっかりとしたお肉感を味わえるジューシーなソーセージ。スパイスも効いていて、これはお酒もすすむはずです。 クリームチーズをはじめ、フライドオニオン、パクチーなど、プラス50円でいろいろなトッピングを追加することもできます。

ハワイアンドッグのチリのせ
こちらは小淵さんが最近お気に入りだという「ハワイアンドッグのチリのせ」。 パイナップル、ピクルス、ブラックオリーブ、マスタード、そしてたっぷりのチリコンカン!

今にもこぼれ落ちそうなチリコンカン!
「チリコンカンもお店で手作りしています。激辛ではなく、旨み重視で作っているので、小学生のお子さんも食べられると思います。もっと辛いのがお好みの方は、辛い調味料を持ち込んで追加していただいてもOKです(笑)」。 ソーセージがジューシーなことはもちろん、チリコンカンの旨みと辛味、さらにパイナップルの甘さが絶妙なコラボレーション。ブラックオリーブの塩気も◎。さまざまな味のコントラストに、夢中になって完食してしまいました。
世代を超えてたくさんの人に愛されるお店

2019年9月で5周年を迎える『クジラ荘』。駅前の商店街ということもあり、訪れるお客さんも老若男女。 「ご家族の方がテイクアウトで利用されたり、お母さんがちょっと昼飲みに訪れたり、昼休みに会社員の方がいらっしゃったり、本当にさまざまです。毎週火曜の夜にはDJさんを呼んで、BGMのような感じで音楽をかけてもらっています」と小淵さんが教えてくれました。

常連のお客さんが来ていたのは、アパレルブランド『SKIN』と『クジラ荘』コラボしたTシャツ
ライブハウスでホットドッグのケータリングもしている小淵さん。ライブをきっかけに、ファンの方がお店に来てくれたり、ミュージシャンの方が広めてくれたり、音楽を通じていろいろなつながりも生まれたと言います。

『クジラ荘』は、クジラの形がコッペパンに似ているから!?
また、メニューにはのっていないそうですが、ホットドッグの「パンなし」をオーダーする常連さんも。小淵さんの手作りソーセージを求めて、これからもたくさんのお客さんが訪れることでしょう。6月にはめったに出ないという、ソーセージの新メニュー「ジャークチキンのソーセージ」も登場予定。こちらもぜひお見逃しなく!
クジラ荘
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