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2019.07.16
ご飯とあんこの素朴なハーモニーにほっこり♪手土産にも大活躍のおはぎを味わう「OHAGI3」
日本人にとって、親しみ深い朝生菓子の一つ、おはぎ。ご飯とあんこというシンプルな素材をベースにした日本ならではの和菓子文化を、世界中の人に伝えたいというオーナーの想いから誕生したのが「OHAGI3」です。3店舗目となるカフェスタンドスタイルの尼ケ坂店には、懐かしさと新しさが詰まったおやつやドリンクがいっぱいです。
高架下の新しい商店街の一角にあるおはぎ屋さん
名鉄瀬戸線の高架下にカフェやデリの店、駄菓子屋などが並ぶ
名古屋市北部、名鉄瀬戸線の清水駅と尼ケ坂駅を結ぶ高架下に2019年3月、誕生したSAKUMACHI商店街。地元の人や通勤、通学の人など子どもからお年寄りまで、行き交う人々が集い、賑わう拠点として、新しい風景を生み出しています。
町にとけ込むような、木目を生かした空間づくり
多彩なショップが軒を連ねるSAKUMACHI商店街の一角にオープンしたのが、「OHAGI3」の3店舗目となる尼ケ坂店。まるでギャラリーのようにスタイリッシュな空間の本店とは異なり、一面ガラス張りで明るい光が差し込む尼ケ坂店は、木のぬくもりを感じるカジュアルな雰囲気に包まれています。
自然な甘さがクセになる、無添加の手作りおはぎ
おはぎは「2個入り」260円、「4個入り」520円、「6個入り」780円。6個入りのBOXは持ち手が箸になっている粋な演出も
全店舗共通となる看板商品は、定番のおはぎ6種類。もち米とうるち米を独自の配合でブレンド。国産小豆を用い、精製していない粗糖で炊いたあんこは、何個でも食べられそうな優しい甘さで、お米本来の甘みを引き立てる奥ゆかしい味わいです。 定番のおはぎの中でも、粒あんの「暁月(あかつき)」やごまの「宵月(よいつき)」には、黒米、赤米、アマランサスなど雑穀米を使用。プチプチとした独特の食感で、素朴さの中にも新鮮な驚きや発見が詰まっています。 店長の長谷川さんによると「お米や粒あんなど素材の食感を生かすように、力を入れすぎず、優しく包み込むように成形しています」とのこと。口に入れると、それぞれの素材がしっかり主張しながらも、ほろほろとほどけるように食感や香りが調和して広がる、手作りならではの癒しのおやつです。
手前から「新月」、「満月」、「半月」、「夕月」、「宵月」、「暁月」
無漂白無添加の有機ココナッツをまとった「新月(しんげつ)」、京きなこの上品な風味が口いっぱいに広がる「満月(まんげつ)」、白あんと赤あんのハーフ&ハーフに西尾抹茶をふりかけた「半月(はんげつ)」、焼き飯が香ばしいみたらし味の「夕月(ゆうづき)」。素材一つひとつへのこだわり、丁寧な仕込みぶりなどから、日本の和菓子に対するリスペクトの思いが伝わってきます。
こだわりの和素材を使った、カフェメニューも充実
おはぎとも相性の良い「ほうじ茶ラテ」(430円)や「OHAGI3ブレンドコーヒー」(300円)
「OHAGI3」の中でも、既存店とは趣向の異なるカフェスタンドという新しいスタイルとなった尼ケ坂店。定番のおはぎ以外にも、ラテやパフェ、夏限定のもなかアイスなど、気軽にテイクアウトできるメニューが充実しています。 ほうじ茶、抹茶、あずき、きなこからチョイスする和素材を使ったラテは、生クリームがたっぷりのったビジュアルとは裏腹に、さっぱりとした飲み口で、おはぎと合わせても互いの個性を引き立て合う一杯です。
「きなこおはぎのパフェ」のほか、「つぶあんおはぎのパフェ」もある(各600円)
大胆に丸ごと一個トッピングされたおはぎと、バニラアイスの意外なマッチング、さらには最後に待ち構える自家製わらび餅のもっちり食感と、食べ進めるごとに新しい味わいが楽しめるパフェも人気。 2019年5月にはイートインコーナーも新設されたので、町歩きの一服にもぴったりです。 季節限定のおはぎや和スイーツ、ドリンクも不定期で登場するので、お楽しみに。
通りに面したガラス張りのスペースでイートインもOK
日本の“おはぎ”を世界の“OHAGI”へ!
2019年8月上旬には関東1号店として浅草への出店を控え、さらにイタリアでの出店に向けても準備が進行中の「OHAGI3」。日本の“おはぎ”から世界の“OHAGI”へ――。その想いのもと、小さな和菓子店が始めた挑戦。和菓子が持つポテンシャルにスポットをあて、海外の人の感性にもフィットするデザイン性をプラスした「OHAGI3」ブランドから、目が離せません。
OHAGI3 尼ケ坂店
オハギサン アマガサカテン
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花野静恵
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