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2019.08.27
パリ仕込みのシャルロットケーキに魅了される♪横浜・元町「パティスリー・レ・ビアン・エメ」
パリの街角にありそうな佇まいの「パティスリー・レ・ビアン・エメ」は旬のフルーツを使ったシャルロットケーキが人気です。フランスで修業したパティシエがすべての工程を一人でつくるケーキや焼菓子は、素材の良さが活かされた本格的なフランス菓子。オープン3年目を迎え地元の支持を集めています。
町並みに溶け込むフレンチブルーの扉
JR石川町駅元町口から徒歩約2分
通りから一本入った大丸谷坂の途中にあるパティスリーはこじんまりとしていて隠れ家的な雰囲気も。店名はフランス語の「大好きなもの」という意味からで、ロゴは看板商品のシャルロットケーキをイメージしています。
仕込みから仕上げまで笑顔でこなすパティシエ
厨房に立つかたわら、お客さんとの会話も弾む気さくな鳥澤さん
オーナーパティシエの鳥澤智子さんは、趣味で通いはじめたクッキングスクールで奥の深いフランス菓子と出会ったことがきっかけでこの道に進みました。専門学校に通ってケーキや焼き菓子の基礎を固め、本格的に学びたいと単身渡仏しフランス・パリで1年半の修業も。その後さらに国内の洋菓子店で多くの経験を積んだのちパティスリーをはじめました。確かな技術とこだわりの素材でケーキや焼き菓子をすべて一人でつくり、多くのファンを惹きつけます。
季節ごとに変化していくショーケース
添加物不使用のケーキは並べるそばからどんどん販売されていく
旬の素材を大切にしたケーキは約10種類。季節のフルーツを使うため一年を通してあるのはシャルロットケーキやショートケーキ、定番のシュークリームとブリュレだけ。シャルロットケーキはムースの種類が1ヶ月半ごとに変わり、ショートケーキも夏場はイチゴのかわりにメロンや白桃、ブドウを使っているので季節感も一緒に味わえます。毎年秋から販売するモンブランは人気が高く、心待ちにしているファンも多いのだとか。
落ち着いた空間に漂うフレンチテイスト

BGMに流れるのはフランスのラジオ放送
シンプルな店内にはフランスを思わせるインテリアがさりげなく飾られています。イートインの利用もできますよ。
いつもより優雅な気分にさせてくれるフランス菓子
やさしい食感「シャルロット」(550円)
お皿にのせたフォルムが貴婦人の帽子を想像させるといわれているシャルロットケーキ。フルーツのムースをやわらかいビスキュイが包みます。 ムースの種類は洋梨、チョコレート、オレンジ、イチゴ、ピスタチオ、キャラメル&ココナッツ、カシス&バニラと季節に合わせて一年を巡ります。

8月のシャルロットケーキはアプリコットでした。卵の黄身色のようなアプリコットとコクのある緑色のピスタチオの2層のムースの色のコントラストが鮮やか。2層をふんわりと包むアイボリーのムースにもアプリコットが使われ、微妙な味の違いは手仕事の繊細さを感じさせます。
シンプルだからこそ際立つ美味しさ
パリのエスプリを感じる「シュー」(330円)
サクサクの生地と濃厚カスタードクリームのバランスが絶妙のシュークリーム。契約養鶏場から直送される新鮮な卵を使い、バニラビーンズもほのかに香ります。
銘店のお茶とともにいただく至福の時間
ティーポットにたっぷり淹れてくれる「ディンブラ」(600円)
フランスらしいピンク色のリボンがアクセント

プレーン、レーズン、クルミの3種類「スコーン」(200円~)
店頭にはスコーンや焼き菓子も並びます。小さなクグロフ型の「パウンドケーキ」(280円~)は、塩キャラメルやショコラオランジュ、シトロン、カフェ、チョコチップ入りのマーブルなどいろいろな味が楽しめます。オリジナルパッケージも用意されているので港町・横浜のお土産に最適。 シャルロットやモンブランはホールケーキの予約もできます。記念日などの贈り物にされてはいかがでしょうか。
パスティリー・レ・ビアン・エメ
パティスリー・レ・ビアン・エメ
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高橋真里
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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