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2020.10.26
【毎日おやつ】正倉院紋様の小箱やレトロな刻印がすてきな最中「鹿もなか」/奈良県
全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は奈良県の「鹿もなか」をご紹介します。
洗練されたこし餡とパリッと最中の上品な組み合わせ
奈良土産にも嬉しい正倉院紋様の小箱
鮮やかなグリーンに正倉院文様があしらわれた印象的な小箱を開けると、鹿の焼印が丁寧に押された愛らしいもなかがお目見え。今回は、奈良県最古の和菓子屋「本家菊屋」が贈る奈良土産「鹿もなか」をお届けします。 パリッとした軽やかな食感の最中に詰め込まれているのは、北海道十勝産や丹波産の小豆を使って作るこし餡。今ではほとんど見かけることのなくなった大砲に使われる砲金の大釜で、強火で一気に炊きあげられた、ふくよかで上品な甘みが特徴です。
国産のもち米で作られた香ばしいもなか生地が、なめらかなこし餡とベストマッチ
今からさかのぼること400年余り。豊臣秀吉をもてなすお茶会に和菓子を献上するため奈良県大和の地へと入ったことが「本家菊屋」の始まりと言われています。以来、熟練の職人が受け継がれてきた伝統の製法をもとに素材に吟味を重ね、数々の銘菓を世に送り出してきました。鶯餅の原型とされる「御城之口餅(おしろのくちもち)」をはじめ、栗饅頭から羊羹まで、どれも和菓子本来のおいしさを改めて教えてくれるものばかりです。 シンプルながら洗練された味わいの「鹿もなか」も、お店を代表する人気商品のひとつ。県外にほとんど店舗がないため、わざわざ遠方より訪れて指名買いする人も多いのだとか。奈良を訪れた際には、ぜひ大切な方へのお土産にどうぞ
【おやつデータ】
●鹿もなか
価格:1200円
内容:5個入り
賞味期限:製造日より45日間
購入できる主な施設:本店、オンラインショップ 他
オンラインショップ:https://kikuya.co.jp/
本家 菊屋
ホンケキクヤ
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ことりっぷ編集部 撮影:清水ちえみ
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