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2021.03.02
【カメラ講座Part2】iPhoneで花がすてきに撮れる4つの方法
ぽかぽか温かい陽気の日も増え、お散歩が楽しい季節になりました。チューリップや河津桜など、色とりどりの花を写真におさめたいと、iPhoneで撮影している人も多いのでは? 今回は、花をすてきに撮影できるテクニックを「カメラ講座Part1」に引き続き、写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんに教えてもらいました。春の訪れを、iPhoneで気軽にすてきに撮影してみてくださいね。
【LESSON.1】「引き」と「寄り」で花の美しさを余すことなく撮影しよう
ひとつめのコツはとっても簡単なのですが、「風景全体を写す引き」と「一輪(一房)を 写す寄り」の両方の構図で撮影すること。意外とどちらかのみを撮影して終わりがちなの で、例えば桜の場合は上の写真のように「風景」と「一房に寄る」構図の両方を撮ってみ ましょう。組み合わせてみることで、花の魅力がより伝わりやすくなります。 風景全体を写す時は、余計なものが入らないように気をつけましょう。花の一輪(一房) を写すときは、雌しべ雄しべが分かるくらいぐっと近づいて撮ると、花の繊細な美しさが 引き立つ一枚になります。
【LESSON.2】明るさコントロールで、花をより美しく
花を撮影したとき、実際に見ている通りの明るさにならないことがありませんか?カメラはその場の光の状態に応じて、自動的に明るさなどの調整機能が働くため、思ったより明るくなりすぎたり暗くなりすぎたりして、せっかくの花の美しさが半減してしまうことも。ピント枠の横に「太陽」マークが出たら、指を上下にスライドさせて、ちょうどよい明るさになるように調整を。また色味が足りない時は、撮影後の「補正機能」で「彩度」を調整しましょう。
【LESSON.3】すてきなボケ味を作る「ポートレートモード」の裏ワザ
人物を際立たせて、背景をすてきにボカしてくれるiPhoneの人気機能「ポートレートモード」。これを花に応用すると、主役の花が自然と引き立つボケ味の大きい写真が撮影できます。やり方は、「写真」の横にある「ポートレートモード」を選び、主役に近づいてピントを合わせて撮影するだけ。(※iPhoneのデュアルカメラ・トリプルカメラの場合に有効)。 ボケ具合は画面に表示される「f値」で調整ができます。低い数字の方が大きく背景をボカすことができ、さらに「f値」は撮影後に調整も可能です。(※機種による)
【LESSON.4】光をきれいに取り込もう
心ときめく花写真を撮影する上で、光をきれいに捉えることはとっても大切です。撮影したい花が決まったら、光の当たり具合を観察してみて。 太陽の光が花の正面から当たって花の色がきれいに写る「順光」、光が横から当たって花が立体的に写る 「サイド光」、明るさコントロールで明るく調整すると花が光に包まれたようにふんわりと写る「逆光」など、自分のお気に入りの光を感じて捉えましょう。また同じ花でも天候や時間帯によっても雰囲気はガラリと変化、いろんな表情を見せてくれるのも魅力です。
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神島由布子 写真協力/矢島直美
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