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2021.11.17
筑前の小京都で紅葉さんぽからフルーツまで♪ 福岡県秋月で訪れたい名所&グルメスポット6選
江戸時代に黒田藩の城下町として栄えた"筑前の小京都"、福岡県朝倉市・秋月。城下町全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、城跡や黒門・長屋門、杉の馬場通り、目鏡橋など、見どころも豊富です。今回は秋月観光で訪れたい名所やおいしいお店と、少し足を延ばして訪れたい朝倉市内のフルーツグルメをご紹介します。秋の深まりを感じながら、そぞろ歩きを楽しんで。

紅葉と漆黒のコントラストが美しい「秋月城跡『黒門』」
黒田藩の初代藩主・黒田長興などを祀る「垂裕(すいよう)神社」参道にある「秋月城跡『黒門』」。もとは秋月城の大手門で、中世秋月氏の本城の表門だった伝承もあるそう。明治初期に移築され、近くの「長屋門」とともに県の有形文化財にも指定されています。 例年、11月下旬~12月上旬は周辺のカエデが美しく色づく時季。紅葉が映える黒い門をぜひ堪能しましょう。黒門の下を走る「杉の馬場通り」には露店なども並びます。
秋月城跡「黒門」
アキヅキジョウシクロモン

地元の味覚に舌鼓♪甘味も大人気の「黒門茶屋」
観光のメインストリートにもなっている杉の馬場通りに面した「黒門茶屋(くろもんちゃや)」。桜や紅葉など、秋月の四季の風景を眺めながら食事や甘味を楽しめるお店です。 メニューは定食や麺類、甘味など。貴重な地元の特産品「川茸(かわたけ/スイゼンジノリ)」を使った「川茸定食(写真)」や、郷土料理の「蒸し雑煮」、地元産の本葛を使い、お土産にも大人気の「葛餅」など、秋月や朝倉の美味が豊富に揃います。

自家製チーズが絶品♪「チーズ職人とピッツァなかむら」
観光客でにぎわう通りから少し離れ、自然豊かな場所にある「チーズ職人とピッツァなかむら」は、週末のみオープンするピッツァのお店。名前の通りチーズ職人であるご主人が、調理から接客までひとりで担当しています。 ピッツァは天然酵母で熟成させた生地に、自家製のチーズや具材、ソースをたっぷりのせて焼き上げたもの。ほかにチーズを使った前菜やチーズケーキなどをいただけます。
チーズ職人とピッツァなかむら
チーズショクニントピッツァナカムラ

カレーパンが大人気♪行列必至の「月の峠」
評判が評判を呼び、オープン時には長蛇の列ができることも多い人気のパン屋さん「月の峠(つきのとうげ)」。種の仕込みから完成まで3日ほどかかるという天然酵母のパン生地のほか、中身の具やクリームなども、添加物を使わず手間をかけて手づくりしています。 人気の「カレーぱん」は、朝倉のブランド鶏「古処鶏」のガラと野菜スープがベースの濃厚でスパイシーなカレーが絶品。ほかのパンもそれぞれファンがいる名品揃いです。
月の峠
ツキノトウゲ

甘味処も♪本物の葛を堪能できる「廣久葛本舗」
江戸時代後期、1819年に創業した「廣久(ひろきゅう)葛本舗」は、葛づくりに最適な秋月の気候と風土を生かし、純国産の天然の本葛をつくり続ける老舗。十代・200年にわたって一子相伝で脈々と受け継がれてきた伝統の製法で生まれる本葛は、格別なおいしさです。 江戸時代の商家だったという築260年のお店には、甘味「葛茶房 葛の花」もあり、秋月名物でもある「太閤葛餅」やできたての葛きりなどを、風情ある空間で楽しめます。
廣久葛本舗 十代目髙木久助
ヒロキュウクズホンポジュウダイメタカキキュウスケ

フルーツ狩りも♪ 山の上の人気カフェ「林檎と葡萄の樹」
秋月から車で30分弱の場所にある「林檎と葡萄の樹(りんごとぶどうのき)」。自社の果樹園で育てた季節の果物を使ったメニューを、古民家風の空間で楽しめるカフェです。 人気の「アップルパイ(写真)」は、サクサクのパイにりんごがきっしり入った一品。チーズケーキやタルト、カレーなど、りんごを使ったメニューも豊富です。果樹園は敷地内にあり、晩秋から春にかけてさまざまなフルーツ狩りも楽しめます(要問い合わせ)。
林檎と葡萄の樹
リンゴトブドウノキ
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、福岡県朝倉市・秋月で行きたいスポットをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
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高柳涼子
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