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2021.12.29
京都・四条烏丸のベーカリーカフェ「RUFF」でボリュームたっぷりのランチ&自家焙煎コーヒーを
京都の四条烏丸から河原町にかけては、カフェやショップなど京都の“今”が集まるエリア。そんな街なかにオープンして2年、地元の人にも親しまれているお店が「RUFF(ルフ)」。京都南部の地下鉄・近鉄の竹田駅からすぐ、自家焙煎珈琲に定評がある「BAMBOOHOUSE」の姉妹店です。パン工房をそなえたベーカリーレストランで、素材を生かしたハード系のパンや、パンに合うボリューミーなランチが評判ですよ。
市バスや電車からのアクセスも良好
「なんのお店?」と窓をのぞいていく人も多い
阪急・烏丸駅と市バス・四条高倉の停留所から歩いて3分、地下鉄・四条駅からなら7分。アクセス便利な街なかの一軒です。高倉通を上がると、右手に京町家をスタイリッシュにリノベーションした白壁の建物が現れます。メニューの案内板などはなく、営業時間と「EATERY」「BAKERY」「COFFEE」と綴られた小さなプレートが壁に掛かるのみ。セレクトショップやギャラリーを思わせる、シンプル&シックな外観です。
ショーケースにはハード系のパンがいっぱい
扉を開けると約30種のパンが並ぶショーケースが。人気は発酵バターをたっぷり使ったクロワッサン270円
竹田の「BAMBOOHOUSE」は自家焙煎のスペシャルティコーヒーがメイン。「RUFF」には、自慢のコーヒーに合うパンをという思いからパン工房をそなえています。ショーケースにはクロワッサンやカンパーニュ、バゲット、デニッシュペストリー、カンパーニュのサンドイッチといったハード系のパンがずらり。北海道産の小麦粉を使用し、パン職人が素材を生かして焼き上げたシンプルなものが中心です。フィナンシェやフロランタンなどの焼き菓子も。ベーカリー感覚でパンだけを買っていく地元の常連客も多いそう。
入り口付近からカフェスペースに目を向ける
落ち着いた配色でまとめられた空間
坪庭を臨む1階のカフェスペース
入り口の左手から奥がカフェスペースで、2階席もあります。白い漆喰の壁には艶のある黒の木板をあしらい、テーブルや床も黒や濃茶が基調。シンプルで落ち着いた空間です。席についてメニュー表を見ると、黒毛和牛ハンバーグ、ローストビーフ、鴨肉のステーキ、マグロのカツレツなど、しっかりたべたい時にうれしい料理がラインナップ。この日は一番人気&定番の「RUFFセット」を注文しました。
京町家の梁を残した2階席
ボリュームたっぷりのランチに舌鼓
サラダ、パン、ドリンクが付く「RUFFセット」2420円
「RUFFセット」は、黒毛和牛デミグラスハンバーグ、有頭エビフライ、ノルウェーサーモンと甘エビのポキライスに目玉焼きと彩り野菜を添えた、ボリューム満点のプレート。肉感たっぷりのハンバーグにとろりとかかるデミグラスソースは、野菜から仕込み、半日以上かけてつくる本格派のソースで、パンにつけてもおいしく食べられます。酸味やコク、苦みのバランスがとれたコーヒーは、パンや料理と相性抜群。
デザートの定番はプリン
「喫茶店のプリン」550円。ドリンクとセットの場合は1045円
濃厚な卵を使った「喫茶店のプリン」もおすすめ。昔ながらの硬めのカスタードプリンで、あっさりとした甘さ。「オレンジとアールグレイのレアチーズケーキ」や「ほうじ茶ムース×自家製甘納豆」などのトライフル(カップデザート)や自家製パンを使用したフレンチトーストもスタンバイ。
「トライフル」はイートインのみ。ドリンク付きで1265円
お店の外側に「カフェ」とも「ベーカリー」とも「レストラン」とも掲げていないのは、「来てくれた人が自由にとらえてくれれば」というオーナーの思いから。ジャンルに縛られないダイナミックなメニューは3週間からひと月くらいで替わっていくそう。おなかいっぱい食べて、香り高いコーヒーをかたわらにホッとくつろげる、大満足の一軒です。
RUFF
ルフ
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佐藤理菜子 撮影:小川康貴
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