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2022.12.14
絵画や衣装から、世界的に有名な歌劇場の魅力に迫る展覧会「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」
東京駅や銀座などの駅からほど近い、アーティゾン美術館で、2023年2月5日まで開催中の展覧会「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」。フランスを代表する国際的に有名な歌劇場「オペラ座」の魅力を多面的に紹介する、これまでにないアプローチの展覧会です。
芸術的、文化的、社会的な視点からパリの歴史的建築物を紐解く

シャルル・ガルニエ《パリ・オペラ座(ガルニエ宮)のファサード立面図、1861年8月》1861年、フランス国立図書館 ©Bibliothèque nationale de France
パリ・オペラ座は、バレエやオペラの輝かしい殿堂としてよく知られた、フランスを代表する歌劇場。ルイ14世によって1669年に設立され、その歴史を通して台本作家や作曲家、美術家に、芸術的な進展や技術的な革新を可能にする表現を常に注文してきました。 今回の展覧会では、パリ・オペラ座の歴史を17世紀から現在までたどりつつ、フランス国立図書館をはじめとする国内外の作品を展示し、さまざまな芸術分野との関連性を示すことにより、その魅力を総合芸術的な観点から浮き彫りにします。

エドゥアール・マネ《オペラ座の仮面舞踏会》1873年、ワシントン、ナショナル・ギャラリー
長い歴史の中でも特に、「ロマンティック・バレエ」、「グランド・オペラ」、「バレエ・リュス」の時代である19世紀から20世紀初頭に焦点を当てています。フランスのオペラ、バレエ関係の資料が多く収蔵されるフランス国立図書館や、オルセー美術館など国内外から約200点の作品が来日。オルセー美術館の所蔵するエドガー・ドガ《バレエの授業》や、19世紀フランスの画家、マネによるパリ・オペラ座を題材とした2作品が同時に展示される貴重な機会となっています。

パリ・オペラ座ガルニエ宮内観 © Jean-Pierre Delagarde / Opéra national de Paris
また、舞台に関わるさまざまな資料などから、総合芸術的な観点からオペラ座の魅力を知ることができます。パリ・オペラ座と諸芸術との多様なつながりをテーマとする、これまでにない新たな試みの展示会に、この冬ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂
パリオペラザヒビキアウゲイジュツノデンドウ
https://www.artizon.museum/
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