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2025.02.01
京都の老舗で食べたいほっこり和菓子9選~文豪が愛した甘味から季節限定のぜんざいまで~
和菓子から地元ならではのお菓子、和カフェまで、和スイーツを楽しめるスポットが数え切れないほどある京都。今回は京都市内各所とお隣・八幡市から、素朴な和菓子や甘味を楽しめる老舗をまとめてご紹介します。観光の合間にゆったり過ごせる甘味処から、お土産にもぴったりのお菓子が買えるお店まで。ぜひ訪れてみてくださいね。
【烏丸御池】築150年の京町家「大極殿本舗&甘味処栖園」
【北野白梅町】北野天満宮の門前にある「粟餅所・澤屋」
【清水五条】竹久夢二が恋人と通った甘味処「かさぎ屋」
【一乗寺】詩仙堂さんぽの途中にも♪「 一乗寺 中谷」
【祇園四条】冬限定のぜんざいでほっこり♪「鍵善良房」
【出町柳】ころんとキュートな豆餅が有名♪「出町ふたば」
下鴨神社や鴨川も近い出町エリアで明治32年から続く老舗「出町(でまち)ふたば」。一見普通の和菓子店でありながら、開店時から行列が途切れない、誰もが知る名店です。 看板商品は豆大福「名代 豆餅」。2度づきの羽二重餅とこしあんでなめらかに仕上げた皮と餡に、ほどよい歯ごたえとほっくり感、塩味が絶妙な大粒の赤えんどうがアクセントです。地元の人にも観光客にも愛される極上おやつは、京都でぜひ食べておきたい味です。
出町ふたば
デマチフタバ
【出町柳】本店ではできたても♪「阿闍梨餅本舗 満月」

安政3(1856)年に創業した「阿闍梨餅本舗 満月(あじゃりもちほんぽ まんげつ)」。本店は戦時中に現在の地に移り、すぐ向かいの建物で作り上げたものを販売しています。 看板商品「阿闍梨餅」は、大正時代に2代目が考案。やわらかな皮とぎっしりつまった丹波大納言のあんの組み合わせが絶品です。地元の人にも愛されるほか、京都土産としても大人気。本店と金閣寺店のほか、京都市内のデパートや京都駅などでも買うことができます。
阿闍梨餅本舗 満月 本店
アジャリモチホンポ マンゲツ ホンテン
【京阪五条】変わらぬ味の「ういろ」が並ぶ「五建外良屋 本店」
安政2年(1855年)、建仁寺や六波羅密寺、清水寺などにお参りする人のために構えた茶店を起源とする「五建外良屋(ごけんういろや)」。160年にわたって一子相伝で配合を受け継ぐ「ういろ」や、まんじゅうなど、しみじみ美味しい和菓子を製造販売しています。 小豆・抹茶・黒砂糖・柚子・黒豆・栗など8種の定番と季節のういろが揃うこちら。定番の三角形に加えてミニサイズやスティックタイプもあり、おやつにも土産にもぴったりです。
五建外良屋 本店
ゴケンウイロヤホンテン
【八幡市】石清水八幡宮詣でと合わせて。「やわた走井餅老舗」

「走井餅セット」(抹茶付き)。ユニークな形は故事にちなんで刀の荒身を模している(写真:マツダナオキ)
平安時代初期の創建以来、幅広いご利益を持つパワースポットして長いあいだ親しまれている「石清水(いわしみず)八幡宮」。本殿などが国宝にも指定された名所です。 ぜひ立ち寄りたいのが「やわた走井餅老舗(はしいりもちろうほ)」。江戸時代中期に大津で創業し、明治時代からこの地にある門前茶屋です。上品な甘さのこしあんをやわらかな羽二重餅でくるんだ看板商品「走井餅」は『東海道五十三次』にも描かれた名物です。
やわた走井餅老舗
ヤワタハシリイモチロウホ
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、美味しい和スイーツを楽しめる京都市内と八幡市の老舗をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
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高柳涼子
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