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2023.01.30
【iPhone・スマホカメラレッスン】~カメラのユニークな機能を使ってみよう~
簡単に習得できて、すぐに使えるiPhoneやスマホの撮影テクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授!今回は、iPhone・スマホカメラに搭載された旅先でも日常でも使える機能と簡単なコツをご紹介します。 ここではiPhoneの機能をご紹介しますが(※搭載されていない機種もあります)、iPhone以外の機種でも同様の機能を搭載するものありますので、ご自身のスマホをチェックしてみてくださいね。
【LESSON1】 Live Photosの「長時間露光」で被写体が流れるような画を撮ってみよう!
【LESSON2】 迫力のある景色は「パノラマ」で
【LESSON3】暗い場所は「ナイトモード」を活用してみよう

【LESSON1】 Live Photosの「長時間露光」で被写体が流れるような画を撮ってみよう!
iPhoneの「Live Photos」は、シャッターを切った前後の1.5秒ずつを記録して合計3秒の動画になる機能。写真の再生画面を長押しすると動画で表示されます。 動画の中から静止画を切り出したりも出来るとても便利な機能なのですが、撮影後の加工も面白いです。特におすすめなのは「長時間露光」風。デジタル一眼カメラなどでは難しい設定もiPhoneだと簡単で、動いている被写体の像を流して描写できます。

インド・チェンナイにて。昼間の明るい時間帯に、特殊な道具は用いず撮影。電車だけが流れる写真が簡単に撮れて動きのある一枚に。

【操作方法】

撮影時に赤枠のLive Photosのマークをオンに。


オーストリア・ウィーン。路面電車のライトの軌跡が撮れました。 Live Photosの「長時間露光」のコツはカメラを動かさないように撮ること。手持ちの場合は、テーブルなどに肘をついたり、壁に寄りかかって固定するなど工夫を。画面の中で静止している被写体はそのままに、動いている被写体は流れるように(または消えて)表現され、メリハリがついた画になります。

【LESSON2】 迫力のある景色は「パノラマ」で
広大な景色を一枚に収めたいときなど、通常のカメラの画角では収まりきらないときにぜひトライして欲しい「パノラマ」機能。カメラを横/縦方向にスライドさせながら撮影し、幅広い画角の静止画を作成する機能です。

夕陽に照らされたイタリアのポンペイ遺跡。「パノラマ」機能のおかげで、遺跡から写真撮影する観光客までの広大な景色を一枚の画に収められました。

【操作方法】

「パノラマ」に設定して、画面に出る黄色いガイドラインに沿ってカメラを並行にゆっくりと動かします。途中でカメラを傾けないように注意しましょう。

京都の南禅寺水路閣を「パノラマ」で、臨場感たっぷりに。 「パノラマ」撮影のコツは、まず試し撮りで撮れる画を大まかに把握してどういう一枚にするかを考えること。「始まり」と「終わり」の位置を決めたら、脇を締め、足は動かさずに体をひねる動作でカメラをスライドさせます。上下にブレないように気をつけましょう。

【LESSON3】暗い場所は「ナイトモード」を活用してみよう
iPhoneの「ナイトモード」は、暗い状況でも長時間露光のように撮影することでノイズの少ないキレイな画を撮影できる機能です。 これまでデジタル一眼カメラなどで三脚を使って長時間露光をしたり、特別なアプリケーションがないと撮れなかった写真が手軽に撮れるので、暗所でもシャッターチャンスが広がります。

2022年の皆既月食を「ナイトモード」にて、カメラを手持ちで動かさないように撮影したもの。月食が進行中のタイミングなので、月の明暗がグラデーションで表現されました。

【操作方法】

暗い状況では、「ナイトモード」が自動的にオンになり、露出の長さは自動的に決まります(手動で調整することも可能)。 撮影時には、シャッターボタンをタップしてから撮影が終わるまで、構えたカメラを動かさないようにしましょう。iPhoneが大きな動きを検知すると、注意を促す黄色の十字ガイドが表示されますので、この十字ガイドから動かさないようにカメラを〜カメラを構えます。三脚を使うとより精細な写真となります。


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